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聖学院大学が一橋大名誉教授・杉原泰雄氏を招請し、20周年記念講演会『「平和国家」と「福祉国家」の現代的意義』を開催

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今年、創立20周年を迎えた聖学院大学では、記念行事の一環として、10月より「20周年記念講演会」を開催している。8日には、第2弾として一橋大学名誉教授・杉原泰雄氏を招請し、『「平和国家」と「福祉国家」の現代的意義』というテーマのもと、日本国憲法の観点から今後の社会の行方を展望する。

 今年で創立20周年を迎えた聖学院大学では、10月1日より15回にわたって、講師に各界を代表する多数の著名人、研究者を招請し、日本国憲法の視点から今後の社会の行方を展望する「創立20周年記念講演会」を開催。国際平和・人権・主権・地方自治・脱貧困・異文化共生・福祉社会などの根本問題を、第一級の講師陣と学生が総力を挙げて探究している。

 第2弾となる10月8日(水)には、一橋大学名誉教授の杉原泰雄氏を招請し、『「平和国家」と「福祉国家」の現代的意義』というテーマのもと、日本国憲法の観点から今後の社会の行方を展望する。

 これは、大学創立20周年記念行事の一環で行われ、外部にも公開される講演会となる。

◎聖学院大学 創立20周年記念講演会
・日  時: 2008年10月8日(水) 11:00~12:30
・会  場: 聖学院大学チャペル(埼玉県上尾市戸崎1-1)
・講  演: 「平和国家」と「福祉国家」の現代的意義
        ―日本国憲法第9条と第25条1項(生存権)―
       杉原 泰雄氏(一橋大学名誉教授/憲法学)
※申込不要、入場無料

■講演会概要
 「平和」と「福祉」こそ、現代において人間らしく生きるための二つの条件です。そもそも日本国憲法9条が設けられた理由は、軍隊と戦争についての伝統的な考え方が、第二次世界大戦後にもはや成り立たなくなったことにあります。ところが冷戦に入り、「抑止力論」によって巨大な軍拡競争が起きてしまいました。その結果、ソ連は経済的疲弊のうちに崩壊し、アメリカも膨大な軍事費による「双子の赤字」にあえいでいます。他方で日本は、母子家庭生活保護や後期高齢者医療負担などの問題に苦しみ、その相対的貧困率はOECD加盟国中第2位となっています。これからの日本の進路こそ、憲法9条(戦争の放棄)および25条1項(生存権の保障)の原点にたつことではないでしょうか。

■杉原 泰雄(すぎはら・やすお)氏 プロフィール
一橋大学名誉教授、日本公法学会理事。1930年生まれ。一橋大学法学研究科博士課程修了(法学博士)。
同法学部専任講師、助教授、教授を経て法学部長。この間、東京大学等でも教鞭。駿河台大学名誉教授。
全国憲法研究会元代表。

○聖学院大学創立記念行事の詳細は http://seigakuin.d2.r-cms.jp/

●聖学院大学(学長:阿久戸光晴 住所:埼玉県上尾市戸崎1-1)
1988年設立。大学は3学部6学科(政治経済/コミュニティ政策/欧米文化/日本文化/児童/人間福祉)のほか、大学院、総合研究所を有する。

▼本件に関する問い合わせ先
 聖学院大学 アドミッションセンター
 埼玉県上尾市戸崎1-1
 TEL: 048-725-6191
 FAX: 048-725-6891
 E-mail: pr@seig.ac.jp
 http://www.seigakuin.jp/