- ★Google+
- ★Hatena::Bookmark
学習院女子大学は開学10周年記念国際展覧会として、同大の学生・大学院生が実行委員となり、2008年10月20日から09年1月25日まで、オノ・ヨーコ『BELL OF PEACE 平和の鐘』展を開催。11月26日には、同大にてオノ・ヨーコ氏の講演会も開かれる。
オノ・ヨーコ氏のアートは、絵画のように美術館で鑑賞するという受け身のアートではなく、観客自身にその創造行為に参加することを促し、観客の心理に直接働きかけるところに特色がある。
今回のオノ・ヨーコ『BELL OF PEACE 平和の鐘』展では、学習院女子大学のさまざまな場所を使うことで、オノ・ヨーコ氏のアートに日常のなかで触れ、作家の提示するアートを自分自身の問題としてとらえてもらうことを狙いとしている。
世界には、多くの人々の絶え間ない努力にもかかわらず、戦争や殺戮、感染症、犯罪、環境破壊、差別などが蔓延し続けている。こうした状況に対し、オノ・ヨーコ氏は一貫して世界の平和を唱えてきた。同展では世界に向けて、オノ・ヨーコ氏による「平和のメッセージ」を送り出す。
なお、同大では今回の国際展覧会の関連企画として、11月26日(水)18時からオノ・ヨーコ氏の講演会も開催する。入場無料。要予約。
◎『BELL OF PEACE 平和の鐘』展実行委員会について
オノ・ヨーコ『BELL OF PEACE 平和の鐘』展実行委員会は、学習院女子大学の学部生と大学院生の有志で構成されている。展覧会の準備はもちろん、広報活動や教育プログラム、講演会などの関連企画もすべて学生たちによって行われ、この貴重な体験を通して、学生たちは世界の平和について考え、また、多くの人々と平和のメッセージを共有することになる。
今日では、若き日のオノ・ヨーコ氏のように、若く自由な感性を存分に生かしたメッセージを発信できる人材の育成が期待されている。同大では、文化による国際交流に貢献する人材の育成を大きな目的としているが、学生自らがこうした記念イベントの企画運営に携わっていることは、同展覧会の大きな特徴と言えるだろう。
今回の「開学10周年記念国際展覧会」では、明日を担う若い感性が溢れる大学から平和のメッセージを発信すること、そしてオノ・ヨーコ氏が唱える「imagine peace」のもと、世界が抱えるさまざまな問題を「平和」という観点から見つめなおし、多くの人々が「平和な世界を想像し願うこと」への働きかけを行うことの意義が、広く社会に受け入れられることが期待されている。
◎開学10周年記念国際展覧会 オノ・ヨーコ『BELL OF PEACE 平和の鐘』展
"Ring the Bell of Peace in your mind."
~あなたの心の平和の鐘を鳴らしてください~
・主 催: 学習院女子大学(学校法人学習院)
・会 場: 学習院女子大学キャンパス
〒162-8650 東京都新宿区戸山3-20-1
・会 期: 2008年10月20日(月)~2009年1月25日(日)
一般公開は毎週日曜日・祝日(ただし11/24・12/23・12/28・1/1・1/4を除く)のみ。
10:00~16:30(最終入場は閉館30分前まで)
・観覧料: 無料
(一般公開の入場方法はホームページでご確認ください)
・展覧会キュレーター: 清水敏男(学習院女子大学国際文化交流学部教授)
ジョン・ヘンドリックス(オノ・ヨーコ専属キュレーター)
・後 援: 新宿区
・事務局連絡先: 〒162-8650 東京都新宿区戸山3-20-1
E-mail: bop_public_relations@yahoo.co.jp
TEL: 03-5285-4641/080-3489-7224
FAX: 03-3203-7193
・オフィシャルウェブサイト:
http://bell-of-peace.boo.jp/
・交通案内: 学習院女子大学
〒162-8650 東京都新宿区戸山3-20-1
東京メトロ副都心線「西早稲田」駅下車、3番エレベータ口から徒歩1分
東京メトロ東西線「早稲田」駅下車、徒歩10分
JR山手線・西武新宿線「高田馬場」駅下車、徒歩15分
◎(関連企画)オノ・ヨーコ氏講演会
・日 時: 2008年11月26日(水)18時から(17:20開場)
・会 場: 学習院女子大学
・入場無料
・要予約: オフィシャルウェブサイト内「講演会予約アドレス」より。
・予約締め切り=2008年11月19日(水)
*詳しくはオフィシャルウェブサイト内、関連企画ページを参照のこと。
◎(参考)展示作品紹介
1.『Wish Trees』
Wish Treesはその名の通り『願いの木』です。
校内に設置されたハナミズキの木に、あなたの願いを紙に書いて結び付けてください。あなたの想いはきっと叶かなうことでしょう。
あなたの願いはなんですか?
(展覧会終了後、木は学内に植えられ、願いはアイスランドのイマジン・ピース・タワーに送られます。)
2.『Mending Pieces』
この作品は壊れたカップやポットを観客が修復し、それを展示するものです。
壊れたカップやポットを修復する行為は、一度は失われた人間関係の再構築を意味します。人とのつながりを感じてください。
3.『My mummy is beautiful』
誰もが母から生まれました。私達にとって母は憧れでもあり、尊敬の対象でもあります。母を見つめなおすことは、自分を見つめなおすきっかけになるかもしれません。
本作品は、私たちを産み育ててくれる「母親」を主題とした作品です。すべての命の根源である「母親」、命のつながりの大切さを表現した作品となっています。
*本作品は観客参加型の作品です。ぜひ母親の写真、母を思う詩などを持って来て、構内に設置されたキャンバスに貼り付けてください。大きさは最大でA4サイズで1ページとします。
4.『Bell of Peace』
構内に平和の鐘を設置します。この鐘は学習院女子中・高等科で1947年から1952年まで使われていたもので、オノ・ヨーコ氏も在学中にその音色を聞いた鐘です。平和の鐘を鳴らしてください。その澄んだ音がキャンパスから世界へと広がります。
5.『Grapefruit』
オノ・ヨーコ氏の代表作の一つである『Grapefruit』から選び展示します。『Grapefruit』とは、すべてが命令形で、「詩」というより「教え」とでも呼んだほうがいい作品です。その言葉たちは魔法のような力を私たちにくれます。読んで行くにつれ予想もしなかった方角から、次々に光が差し込んできます。
▼本件に関する問い合わせ先
『BELL OF PEACE 平和の鐘』展 広報班
E-mail: bop_public_relations@yahoo.co.jp
TEL: 080-3489-7224
大学・学校情報 |
---|
大学・学校名 学習院大学 |
![]() |
URL https://www.univ.gakushuin.ac.jp/ |
住所 東京都豊島区目白1-5-1 |
学習院の教育目標は、「ひろい視野 たくましい創造力 ゆたかな感受性」。学生の個性を尊重しながら、文理両分野にわたる広義の基礎教育と多様な専門教育を有機的につなげる教育を行っています。自ら課題を発見し、その解決に必要な方策を提案・遂行する力を十分に身につけた人材を育成すること。それが学習院大学の使命です。 |
学長(学校長) 遠藤 久夫 |