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立命館大学学生団体ベンチャー・ビジネス・コミュニティ(VBC)が株式会社川勝總本家と産学連携により新商品を企画、販売開始へ

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この度、立命館大学学生団体ベンチャー・ビジネス・コミュニティ(VBC)は株式会社川勝總本家(京都市下京区)と産学連携による新商品を企画し、12月13日(土)より京都市内及びインターネット上にて販売することとなった。今回のVBCとの共同企画商品は、学生の視点を織り交ぜることにより、若い世代にも受け入れられる商品となることを期待している。

◎立命館大学学生団体 ベンチャー・ビジネス・コミュニティ(VBC)株式会社川勝總本家との産学連携による新商品企画・販売開始について

 この度、立命館大学学生団体ベンチャー・ビジネス・コミュニティ(VBC)は株式会社川勝總本家(京都市下京区)と産学連携による新商品を企画し、12月13日(土)より京都市内及びインターネット上にて販売することとなった。

 VBCは、学生が大学の正課授業を通して習得した知識と学生ならではのアイデアや視点から、ビジネスを切り口とした研究活動を通して、その成果を社会へ還元していくことを目的に2000年度より活動をしている。

 京漬物の老舗として一世紀近い歴史を有する川勝總本家は現在まで創意と革新の精神を持ち、オリジナリティを大切にしながら時代のニーズに合わせた商品を提供している。今回のVBCとの共同企画商品は、学生の視点を織り交ぜることにより、若い世代にも受け入れられる商品となることを期待している。

【新商品企画に至る経緯】
 この度のお漬け物の新商品企画は、VBCが2006年度に企画・販売した「お酒プロジェクト『さしつ、さされつ』」の実績が川勝總本家の目にとまり、VBCに商品企画の依頼がくることとなったもの。
 若者の漬物消費量の低下の懸念(総務省「家計調査」、学内アンケートより)と川勝總本家のブランド構築のために、VBCが日本の豊かな食文化のあらわれでもある漬物をもう一度若い世代の人へ発信し、シェアすることで、次の世代への掛け橋となるべくプロジェクトが設立された。

【これまでの活動内容】
・2007年3月~7月  京文化を学ぶための勉強会を開催、工場見学、創業祭参加
・2007年8月~12月 学内アンケート実施これまでの総括(レポート提出)
・2008年1月   商品企画案のプレゼンテーションを実施
・2008年2月   具体的な活動計画(スケジュール)の決定 
・2008年3月   産学連携商品開発プロジェクト発足
商品企画のコンセプトストーリー(仮説)発表
・2008年4月  学内漬物試食リサーチ実施
商品コンセプト「ごはんと合う 漬物京土産」決定
・2008年5月  企業見学バスツアー実施
(社長講演会、企画案リサーチ、意見交換会、試食会)
・2008年6月~7月    4月・5月でのリサーチ結果を分析→商品内容決定
市場調査実施(パッケージについて)
商品パッケージ、POP作成
・2008年8月~10月  商品価格決定
商品内容説明書作成。
商品仕入企業(お茶・お米)の選定、決定。
・2008年11月~12月 商品梱包。販売。川勝總本家店頭試食会、立命館大学生協で販売。

■新商品概要
商 品 名: 「ごはんと合う、それが川勝總本家」
商品内容: 漬物3種類
・あたり漬(60g)
  胡瓜を主体に生姜を加え、醤油味で甘からく仕上げた漬物
・はりはり漬(60g)
  干した大根をしょうが・昆布とで、あまからく漬け込んだ漬物。
・すぐき入り刻み菜風味(60g)
  刻みすぐきに高菜・大根・白菜の刻みを合わせ、醤油と生姜で味付けしてお茶漬風に仕上げた漬物。川勝總本家オリジナルの商品。   
丹後米(300g)
京宇治茶(煎茶)
(計5品)

価 格: 1,260円(税込み)
販売チャネル:
・川勝總本家様の3店舗、
  (大宮五条本店、高台寺二年坂店、清水寺参道店)
・川勝總本家インターネット販売
  ( http://www.kawakatu.com/shopping/ )
・立命館大学生協
  (びわこ・くさつキャンパス、衣笠キャンパスにおいて12月20日プレエントランスデーのみ発売)
当初販売数: 500個
販売期間: 2008年12月13日~2008年3月31日
主なターゲット層: 大学生、若年層
コンセプト: 漬物を最も美味しく食べてもらうためには「ごはんと合う」が一番である。お漬物単体で食べる、ご飯と食べる。お茶をかけてお茶漬けとして食べる。お茶と漬物で食べる。といった様々な方法でお漬物を食べ楽しめるということがこの商品の魅力である。また、パッケージも黒一色で他にはないBOX型にこだわり、高級感・老舗感を演出した。

■今後の活動予定
 「ご飯と合う、それが川勝總本家」のシリーズ化や商品内容等の変更などを検討している。
 販売初日の12月13日(土)に商品発売記念・販売促進活動として川勝總本家の店舗で、VBCのメンバーが着物を着て試食会を行う。ここでは「漬物とご飯」や「お茶漬け」を実際に試食してもらい、味を見てもらうことでお漬物の美味しさ、京都のよき食文化を多くの人へ発信していくことを目的としている。

■立命館大学ベンチャー・ビジネス・コミュニティ(VBC)について
【概 要】
・名  称: 立命館大学ベンチャービジネスコミュニティ(VBC)
・設立年月日: 2000年5月
・構成員: 25人
    経営学部 22名
    経済学部  1名
    理工学部  2名
・顧  問: 黒木正樹(経営学部教授)
・目  的: 学生のアントレプレナーシップを養成し、その上で各々が持つ「想い」や「経験」を相互に交換し合い、それをさらに成長させるための基盤構築として活動している。
・活動範囲: 「ビジネス」を切り口にした様々な活動を行っている。立命館大学BKCキャンパスを拠点とした関西一区で活動している。
・活動内容: 「勉強会」、「講演会企画」、「インターンシップ」、「新商品企画」などを個人又はチームで取り組む。
・名称由来: アントレプレナーシップを養成する「場」として個々のメンバーが切磋琢磨する役割を目指したもの。
  
【VBC設立の背景】
 近年、わが国ではベンチャー企業育成のための産業政策が盛んに行われている。立命館大学ベンチャー・ビジネス・コミュニティ(VBC)は、2000年5月、立命館大学の全学生を対象としたアントレプレナークラブとして出発した。当時は、大学が社会から必要とされている「教育」と「研究」の双方を産業界に発信していくためのプラットフォーム構築を目的として活動していた。
 大学の産学連携事業の重要性が年々高まる中、学生が大学の正課授業を通して習得した知識と学生ならではのアイデアや視点から、ビジネスを切り口とした研究活動を通して、実社会へ成果を還元していくべく、VBCと改称してからは、学外にて精力的に活動を広げている。

■株式会社川勝總本家との共同企画プロジェクトについて

【川勝總本家会社概要】
 川勝總本家は、創業の年(大正6年6月)より一世紀近い歴史を有する京漬物の老舗として味とのれんを守り続けております。
 よく継続は力なりと申しますが、受け継ぐだけでは伝統は眠ってしまいます。
 京都は伝統ある都ですが、その伝統は新たな歩みの積み重ねであったはずです。
 川勝總本家は京に生まれ育った企業として創意と革新の精神をもち、オリジナリティーを大切にしながら時代のニーズにお応えしてゆきたい、活気、魅力にあふれる老舗でありたいと願っております。

【沿 革】
・大正6年6月   初代川勝延一郎が東山区古門前東大路西入るに「各国漬物製造問屋」を構える。
千枚漬をはじめ祇園漬、祇園の友、都漬など古都京都の風趣溢れる漬物として好評を博す。
・昭和8年1月 合名会社に組織化
・昭和11年7月 店舗が手狭になったため、本社を東山区古門前上ルから大宮五条上ルに移転。
・昭和33年5月 有限会社に組織変更。二代目社長武夫が現在の企業としての基礎を築く。
・昭和43年5月 三代目川勝康行社長に就任。
・昭和48年6月  経営感覚の進展と能率上の見地から株式会社川勝總本家とし、組織を改める。
・平成2年10月~平成3年3月
         NHK朝のドラマ「京ふたり」中秀の店内モデル店となり、技術指導も行う。

・事 業 内 容: 京漬物製造販売
・社 名: 株式会社 川勝總本家
・代 表 者: 代表取締役社長 川勝 康行
・本社所在地: 〒600-8377
          京都市下京区大宮通五条上る上五条町 394
          (通称  京都市下京区大宮通五条上る西側)
・TEL: 075-841-0131  
・FAX: 075-841-0645
・創     業: 大正6年6月
・従 業 員 数: 105名(男子 43名 女子 62名)
・資  本  金: 1,250万円

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