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テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都港区/学長ブルース・ストロナク)では、社会人向けに開講している「生涯教育プログラム」の2009年春学期(1月開講)の受講生数が27日時点で871人となり、3期連続で800名を上回った。4月には1~2日のワークショップも多数開催予定で、これらの受講生も含めると900名を超える見込みだ。
生涯教育プログラムは年3回開講しており、学期ごとの受講生数には上下があるが、2005年までは300~500名で推移していたところ、2006年以降は毎年約100名ずつ増加している(過去5年間の受講生数推移は添付のグラフを参照)。
■ ニーズは「英語で学ぶ」&「発信力アップ」
テンプルジャパンの生涯学習プログラムは、語学をはじめ、アカデミックスキル、ビジネススキル、プロフェッショナルトレーニング、芸術・文化など幅広い分野の約100コースを開講している。各分野の第一線で活躍中の講師から、英語で、専門分野の講義が受けられることが最大の特徴。受講生は在日の外国人だけでなく日本人も多い。半数以上が日本人のクラスもある。英語「を」学ぶだけではなく、英語「で」学ぶニーズは、日本の社会人の間にも高まっていると見られる。
以前は語学やコンピュータスキル系コースの人気が高かったが、最近の特徴として、受講生の約半数がビジネス系のコースを選択していることが挙げられる。なかでもコミュニケーションスキル、特に「発信する力」を磨く講座の人気が高い。例としては、「ビジネスミーティングとプレゼンテーション・スキルの育成」、「ビジネスネゴシエーション(交渉)・実践スキル」が定員の約2倍の希望者を集めてキャンセル待ちとなったほか、「自信を持って話すコツ」「セルフ・リーダーシップ」などの1日ワークショップにも申込者の増加が目立っている。
■ 企業と個人双方に需要にマッチ
受講生増加やビジネス系コースの人気について、考えられる理由のひとつは、従業員の能力開発を目的とした企業研修ニーズの受け皿になっていることである。テンプルジャパンは2006年にFriends of TUJ特別割引制度を導入し、この制度に登録した企業の従業員は、入学金免除や受講料割引などの特典が受けられる。登録企業の数は現在500社を超え、これら企業を経由した受講生が増加していると見られる。
また、就職・転職に備えて、自身の「履歴書のグレードアップ」を目指す社会人が増えていることも推察される。テンプルジャパンの生涯教育プログラムでは、学位の取得はできないが、指定のコース(4~5教科100時間)を修了した受講生には修了証書(サーティフィケート)が発行されるほか、国際継続教育訓練協会(IACET)が運営する「継続教育ユニット(CEU = Continuing Education Unit)」も授与される。生涯教育コースを修了後に、改めてMBA取得を目指すなど大学院課程に進む受講生も少なくないが、その出願の際にもこうした「受講の証」が役立つ。
厳しさを増す経済・雇用情勢のなか、ビジネスパーソンの自助努力を支援する生涯教育のニーズは今後も高まると予想される。テンプルジャパンでは、生涯教育の先進国アメリカの大学として、英語による高品質の社会人向け講座を提供していくことも社会的使命のひとつと認識している。
◎テンプル大学ジャパンキャンパス生涯教育プログラムウェブサイト
http://www.tuj.ac.jp/cont-edj
▼本件に関する問い合わせ先
テンプル大学ジャパンキャンパス 広報部
TEL: 03-5441-9801
E-mail: pr@tuj.ac.jp
大学・学校情報 |
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大学・学校名 テンプル大学ジャパンキャンパス |
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URL https://www.tuj.ac.jp/jp |
住所 東京都世田谷区太子堂1-14-29 |
米国ペンシルベニア州フィラデルフィアにあるテンプル大学の日本校で、1982年に東京で開校しました。外国大学の分校として日本で最も長い歴史と最大の規模を誇り、2005年には文部科学省から外国大学の日本校として初めて指定を受けました。米国式カリキュラムに基づき、大学学部課程、大学院課程(教育学修士・博士課程、ロースクール、マネージメント修士)、アカデミック・イングリッシュ・プログラム、生涯教育プログラム、企業内教育プログラムの7つの課程で、世界約70カ国・地域から約4,000名が学んでいます。 |
学長(学校長) マシュー・ウィルソン |