ものつくり大学

各学科が趣向を凝らし、ユニークな初年次教育「フレッシュマンゼミ」を展開─―ものつくり大学

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ものつくり大学では、初年次教育として各学科が趣向を凝らしたユニークな授業「フレッシュマンゼミ」を展開。ものづくりへの姿勢や工学的な思考方法を養うとともに、学生同士のコミュニケーションの向上を図り、大きな成果を挙げている。

 ものつくり大学(埼玉県行田市)では、各学科で趣向を凝らしたユニークな授業「フレッシュマンゼミ」を展開し、初年次教育の充実を図っている。
 
 製造技能工芸学科では、少人数グループに分かれた学生たちが、知恵を絞って1台の「からくりマシン」を作り上げる。「からくりマシン」とは、普通にすれば簡単にできることを、手の込んだからくりを多数用い、それらが次々と連鎖していくことで、面白さや芸術性などを表現する装置だ。
 一方、建設技能工芸学科では、同じく少人数グループに分かれ、地元行田市に点在する蔵(歴史的建造物)を1日がかりでめぐる「蔵めぐりスタンプラリー」に参加し、独自のレポートを作成する。
 それぞれ授業の内容、手法は大きく異なるが、両学科ともに、フレッシュマンゼミを1年次の必修科目に指定しており、初年次教育として位置づけている。
 
 両学科の共通点は、授業の目的にある。授業を通じて実際の「ものづくり」に触れ、やり遂げる達成感を味わい、ものづくりへの姿勢、工学的な思考方法などを感じ取ること。また、他の学生と協力することでコミュニケーションを図り、友人づくりにもつなげることを狙いとしている。
 
 同大では、AOや推薦による早期合格者に対しては「入学前課題」を課し、入学までのモチベーションの維持を促している。また、入学後、工学に必要な数学や物理などが苦手な学生に対しては補習授業等で対応し、きめ細かい指導も行っている。しかしながら、これは大学での学習に困らないよう、高校での学習不足を補完する意味を含むものだ。
 
 同大が推進する初年次教育は、ユニークな授業「フレッシュマンゼミ」を展開することで、新入生全員が「大学での学習方法」を身につけ、自信と希望を見出すとともに、大学生としての自覚に目覚めることを大きな目的としている。
 
▼本件に関する問い合わせ先
 ものつくり大学 学務部
 埼玉県行田市前谷333番地
 TEL: 048-564-3200
 FAX: 048-564-3201
 E-Mail: kubota◎iot.ac.jp
 (「◎」は「@」を示します)
 http://www.iot.ac.jp/