法政大学

学生力を生かした新入生向けの合宿やサポートを展開──法政大学

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法政大学では、上級生の “学生力”を生かしたさまざまな新入生サポートを展開している。恒例の「新入生合宿」や「新入生サポーター制度」で大学生活の“よろず相談”を受ける上級生たちも準備に余念はなく、新入生の入学を心待ちにしている。

 法政大学では新入生に対するさまざまなサポートを展開している。このうち学生センターが、在学生たちの“学生力”を存分に生かして好評実施している「新入生合宿」や「新入生サポーター制度」は、新しい生活に期待と不安を抱きながら入学してくる新入生たちを十二分にサポートする内容だ。

 市ケ谷・多摩・小金井の全キャンパスの新入生の希望者を対象にした「新入生合宿」は、例年のゴールデンウィーク中開催というスケジュールを今年は3月末の“入学式直前”に前倒しした。入学前の自覚アップを図るためで、内容も、新入生が入学後すぐに役立つ情報や、コミュニケーションスキルを身につけることができるユニークなものとなっている。

 一方、4月初旬~中旬にかけ、昼休みや夕方などに上級生が新入生からの“よろず相談”を受ける「新入生サポーター制度」(市ケ谷、多摩、小金井の各キャンパスで実施)は、学内の施設案内、履修相談(時間割の組みかたなど)、サークル相談など、新入生の素朴な疑問・質問に、先輩サポーターが答えてくれる制度だ。

 この二つの取り組みを実質的に運営していくのは学生たち。学生センターの教職員の補助はあるものの、自分が新入生だった時の体験を生かしながら、新入生に対して丁寧なケアを行っている。入学時にサポートを受け、先輩たちの活動ぶりに憧れて、自らも成長したいと次年度以降にスタッフに加わる学生も毎年少なくない。

 3月中旬には3キャンパスの学生計約20人が参加し、合宿運営や下級生からの相談を受ける前に、改めて協調性やリーダーシップ、コミュニケーションの大切さを自覚するための研修会が実施された。「先輩たちにお世話になった恩返しに、今度は自分が頑張りたい」「法政大学の良さを、新入生に早く知ってもらいたい」「他キャンパスや他学部の学生とも友達になりたい」「諸事情で所属していたサークルを辞めてしまったが、やはり何か団体活動をしたかった」など参加理由はさまざま。「新入生サポートの活動を通して、苦手な人付き合いを克服したい」という参加理由を語った内気な女子学生も、すぐに仲間との輪に溶け込んでいた。

 法政大学では現在「学生の力」を活かしたピア・サポート・コミュニティ作りを積極的に推進しており、新入生に対する諸サポートもその一環だ。文部科学省学生支援GPに採択された、「『学生の力』を活かした学生支援体制の構築~クラス・ゼミ(正課外教育)に次ぐ『第3のコミュニティ』づくり~」、によるもので、「エンパワーメント」「課外教養プログラム」「キャリア支援」「障がい学生支援」「同郷会」「ピアサポート」「ボランティア支援」の7つのプロジェクトで幅広い活動を行っている。

(参考ホームページ) http://www.hosei.ac.jp/gakuseishien/

▼本件に関するお問い合わせ先
 法政大学学生センター
 市ケ谷学生生活課 03-3264―9480、9482
 多摩学生生活課  042-783-2157
 小金井学生生活課 042-387-6011

481 3月に実施した上級生たちの事前研修

482 昨年の新入生サポーターの活動風景

483 昨年の新入生合宿の様子