立命館アジア太平洋大学

APU同好会『チャイダット』が、現代日本を代表するフォトジャーナリスト、中村梧郎の写真展を開催──立命館アジア太平洋大学

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昨年11月、トヨタ財団から大学・学部生として初めて助成を受けた立命館アジア太平洋大学(APU)同好会『チャイダット』は、ベトナム戦争で使われた枯葉剤被害の実態を約30年にわたって追い続けるフォトジャーナリスト、中村梧郎の写真展をAPUコンベンションホールで開催する。

 APU『チャイダット』は、報道写真家ロバート・キャパのベトナム戦争の写真に強い衝撃をうけた同代表佐々野桜さん(APU2回生)が中心となって設立した同好会である。“チャイダット”とはベトナム語で“地球”を意味し、メンバーの世界平和を願う思いが込められている。

 チャイダットは設立以来、ベトナム戦争や戦争でアメリカ軍の使用した枯葉剤による被害について勉強会を重ね、日本とベトナムの大学を舞台にしたベトナム戦争に関する企画展の開催と国際的な学生ネットワークの形成、同被害に対するワークショップの開催などを目指して活動している。
 こうした活動が評価され、2008年11月には、トヨタ財団が“アジアの抱える課題の解決のため”に取り組んでいる「アジア隣人ネットワーク」の助成プログラムで採択を受けた。

 今回の写真展はチャイダットが企画する初めての写真展で、著書『母は枯葉剤を浴びた―ダイオキシンの傷あと』などでも知られるフォトジャーナリスト、中村梧郎氏が長年取材してきたベトナム戦争被害者の現状を記した写真、約70点が展示される。また開催前日には、中村氏本人による講演も行われる予定。

 戦後数十年を経過し、人々の記憶の中から忘れられようとしている「ベトナム戦争」に焦点をあて、それを風化させまいとするメンバーの、平和への思いを込めた写真展へのご来場をお待ちしている。

◎中村梧郎写真展
・日 時: 2009年4月18日(土)~22日(水)
      10:00~19:00(最終入場)
・会 場: 立命館アジア太平洋大学(APU)コンベンションホール
      (大分県別府市十文字原1-1 立命館アジア太平洋大学 本部棟 A棟2F)
・入 場: 無料

◎中村梧郎講演会
・日 時: 4月17日(金)16:30~18:00
・会 場: APUコンベンションホール
・入 場: 無料

※チャイダットに関する記事はこちら
http://www.apu.ac.jp/home/modules/news/article.php?storyid=994

※トヨタ財団 アジア隣人プログラムに関する詳細
http://www.toyotafound.or.jp/02program/network.html

▼本件に関する問い合わせ先
 立命館アジア太平洋大学 広報・企画課
 大分県別府市十文字原1-1
 TEL: 0977-78-1114
 http://www.apu.ac.jp/home/