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「大学発」の多彩な出版活動の展開を目指す東京外国語大学出版会が、3月末よりいよいよ第一弾ラインナップの刊行を開始する。これを記念して、4月22日(水)に学内で特別シンポジウム「人文学の危機と出版の未来」を開催する。
2008年10月に発足した東京外国語大学出版会では、
1. スリリングな教養の旅の水先案内人となる叢書〈Pieria Books=ピエリア・ブックス〉
2. 傑出した研究成果である最先端の人文社会の専門書
3. 豊かな教育実践に裏打ちされた決定版の教科書(語学教科書、参考書)
を三本柱に、大学発の多彩な出版活動を展開する。東京外国語大学の特色である国際性・学際性に富み、社会的関心の高いテーマを扱う企画の刊行を鋭意進め、大学からの知の発信に意欲的に取り組んでいく。第一弾ラインナップは下記の3点。
また、4月22日には発足記念特別シンポジウム「人文学の危機と出版の未来」も開催する。シンポジウムの詳細については下記を参照。
・Pieria Books『ドストエフスキー 共苦する力』 (亀山郁夫・東京外国語大学長)
いまなぜ、ドストエフスキーなのか。『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『悪霊』『白痴』の四大長編の深奥に分け入り、そこに隠された秘密のメッセージを多様に読み解きながら、神なき時代に生きる現代人の救いのありかをさぐる。
(四六判・定価:本体1400円+税 4月20日発売予定)
・Pieria Books『身体としての書物』 (今福龍太・東京外国語大学教授)
ボルヘス、ジャベス、ベンヤミン、グリッサンらの独創的なテクストを読み解きながら開示される、「書物」という理念と感触をめぐる新たな身体哲学。本学のゼミナールから生まれた画期的な書物論、全14講!
(四六判・定価:本体1600円+税 好評発売中)
・『中上健次と村上春樹――〈脱六〇年代〉的世界のゆくえ』 (柴田勝二・東京外国語大学教授)
現代日本文学を疾走してきたふたりの作家は、時代とどう向き合い、時代をどう描いてきたのか。相異なる作風をもつ両者の差異と重なりを緻密に読み解き、ポストモダンの様相を浮かび上がらせる意欲的文学論!
(四六判・定価:本体2500円+税 好評発売中)
※購入・注文は各書店へ。問い合わせは東京外国語大学出版会まで。
◎東京外国語大学出版会発足記念特別シンポジウム 「人文学の危機と出版の未来」
・日 程: 4月22日(水)15:00~18:00
・会 場: 東京外国語大学本部管理棟2階 大会議室
・総合司会: 谷川道子(東京外国語大学教授、附属図書館前館長)
・挨 拶: 亀山郁夫(東京外国語大学長、ロシア文学)
・パネラー: 大塚信一(岩波書店元社長、東アジア出版人会議最高顧問)
小林浩(月曜社取締役)
田口久美子(ジュンク堂書店池袋本店副店長、『書店風雲録』著者)
和田忠彦(東京外国語大学副学長、イタリア研究)
・進 行: 岩崎 稔(東京外国語大学出版会編集長)
・アクセス: 西武多摩川線(JR中央線武蔵境駅にて乗り換え)多磨駅下車徒歩4分。
または京王線飛田給駅下車、北口から多磨駅行き京王バスで8分「東京外国語大学前」下車。
(住所: 東京都府中市朝日町3-11-1)
・東京外国語大学出版会
〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1
東京外国語大学附属図書館内
TEL:042-330-5559/FAX:042-330-5199
E-mail: tufspub@tufs.ac.jp
http://www.tufs.ac.jp/common/tufspub/
▼本件に関する問い合わせ先
国立大学法人東京外国語大学
企画広報課広報係
TEL: 042-330-5150
FAX: 042-330-5140
E-mail: kikaku-koho@tufs.ac.jp
大学・学校情報 |
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大学・学校名 東京外国語大学 |
住所 〒183-8534 東京都府中市朝日町3−11−1 |