東京外国語大学

東京外国語大学が、2009年度市民講座として全2回の学長講演「甦るドストエフスキー ─『罪と罰』と『カラマーゾフの兄弟』の世界」を開催

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東京外国語大学では、2009年度市民講座として5月16日(土)と6月13日(土)の全2回、亀山郁夫学長による講演「甦るドストエフスキー ─『罪と罰』と『カラマーゾフの兄弟』の世界」を開催する。

 東京外国語大学TUFSオープンアカデミーは、開かれた学術的な生涯学習の場として2006年10月1日に開設され、同大の理念である「21世紀社会と対話し行動する」をモットーに、グローバル時代に必要な知と教養の獲得をサポートしてきた。
 2007年度(読売新聞立川支局と共催)と2008年度には、連続市民講座「世界の生きるかたち」を開催。同大スタッフの「知」の一端を広く社会に還元し、多くの市民が参加した。

 同講演は、この連続市民講座を継承するとともに、ロシア文学・文化研究の第一人者である亀山郁夫学長が自らの研究成果を直接、市民の方々に披露し、語りかける場として設定されたものだ。参加無料、申込不要。日時・場所等の詳細は下記の通り。

◎東京外国語大学長 亀山郁夫(専門分野:ロシア文学・ロシア文化論)の説明文
「21世紀グローバル化の日本になぜドストエフスキーは甦ったのか。その謎を解き明かす鍵は、ドストエフスキー自身の生涯にある。癲癇という宿病、死刑宣告、シベリア流刑の果てに、この受難の作家が、19世紀後半のロシア社会に見たものとは何だったのか。それがなぜ、私たち現代人の心をとらえるのか。2回にわたる講演では、ドストエフスキー文学におけるヒューマニズムの意味と「二枚舌」の内実を徹底して掘り起こす。対象となるのは、2つの代表作『罪と罰』と『カラマーゾフの兄弟』である」

◎東京外国語大学TUFSオープンアカデミー 2009年度市民講座(学長講演)の概要
○日 程:
 5月16日(土)「罪と罰の不条理――ラスコーリニコフはどう裁かれたのか?」
 6月13日(土)「黙過のリアリティ――イワン・カラマーゾフの悲劇」
○時 間:
 開場12:30 開演13:30~15:00(両日とも)
○場 所:
 東京外国語大学府中キャンパス(東京都府中市朝日町3-11-1)
 研究講義棟1階 101教室(マルチメディアホール)
 ※受講者多数の場合は、別室でモニター受講になります。
○参加方法:
 参加無料、申込不要、直接会場へ

▼本件に関する問い合わせ先
 東京外国語大学 総務企画課広報係
 〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1
 TEL: 042-330-5150
 E-mail: soumu-koho@tufs.ac.jp