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工学院大学が日本IBMのクラウド・サービスでシステムを刷新

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学校法人工学院大学は、同校の事務系基幹システムを日本IBMのパブリック・クラウド・サービスである「シェアード・ホスティング・サービス」を活用して刷新します。工学院大学は、大学事務の処理量の変動に合わせ、必要な量のIT資源を柔軟に提供できる「シェアード・ホスティング・サービス」を活用することにより、効率的な情報システム基盤を実現します。

 学校法人工学院大学 (理事長:大橋秀雄、以下 工学院大学)は、同校の事務系基幹システムを日本IBM(社長:橋本孝之、NYSE:IBM)のパブリック・クラウド・サービスである「シェアード・ホスティング・サービス」を活用して刷新する。工学院大学は、大学事務の処理量の変動に合わせ、必要な量のIT資源を柔軟に提供できる「シェアード・ホスティング・サービス」を活用することにより、効率的な情報システム基盤を実現する。
 新システムの契約期間は2009年4月から2017年3月までの8年間で、今年9月よりクラウド環境でサービスを開始する。

 工学院大学は、2012年に創立125周年を迎え、現在約6,500人の学生が学んでいる。科学技術を基盤として21世紀に生き生きと活躍できる人材を育成し、安全、安心で環境・資源に配慮した持続型社会の実現に貢献することを学園の使命と考えており、2006年10月に発表した学園5ヵ年計画「Dash21」では、重点施策の一つとして情報化の促進を掲げている。
 今回発表する新システムは、経営・運営の情報化促進という重要な役割を担っており、積極的に先進的なインフラを構築することで、学園ビジョンの具現化を大きく支援する。

 事務系基幹システムには、入試・学籍・履修・成績・卒業生管理などの学務業務と、経理・管財などの法人業務があるが、入試や卒業・入学、年度末などで多忙な時期や、法人業務が多忙となる決算期は、年間を通じて決まっている。
 これまではシステム利用量のピーク時に合わせてシステムの能力を用意していたが、必要に応じて柔軟にシステム資源を利用できるクラウド・サービスを使うことで、効率的な運用ができるようになる。

 今回のシステムでは、System zを論理分割して利用し、メインフレームにおけるシェアード・ホスティング・サービスであるzSHSを活用しているため、サーバーやディスクなどのシステム資源を、必要に応じて柔軟に変動させて利用できる。
 また、システムの設置場所を新宿新都心の工学院大学キャンパスからIBM幕張データセンターへ移行し、IBM幕張データセンターの特徴である、電気系統や設備の冗長化・二重化による信頼性の向上、免震構造による堅牢な災害対策、高度なセキュリティー対策、環境問題への対応といった、高度なシステム環境を整備することができる。

 IBMは地球がより賢く進化していくことを示す「Smarter Planet」というビジョンの下、スマートな社会を実現し、さまざまな要望に柔軟かつ迅速に対応できる「Dynamic Infrastructure® (ダイナミック・インフラストラクチャー)」を提唱している。日本IBMは、ダイナミック・インフラストラクチャーを具現化する上で重要な構成要素としてクラウド・コンピューティングを位置づけている。

※IBM、System zおよびDynamic Infrastructureは、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。

▼本件に関する問い合わせ先
○工学院大学 広報 加藤
 TEL: 03-3340-0126
 E-mail: takashi_kato@sc.kogakuin.ac.jp
○日本IBM 広報 下岡
 TEL: 03-5563-4284
 E-mail: masakos@jp.ibm.com