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日本工業大学における「新入生のメンタルケア」──健全で充実したキャンパスライフを全学挙げて徹底支援

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日本工業大学では、学生が健全で充実したキャンパスライフを送れるよう、学生が抱えるあらゆる問題の解決について、全学的な支援体制を組んでいる。特に新入生が心身ともに健康で新しい環境に適応できるように、「学修支援センター」が中核となり、教員と「学生支援部」「健康管理センター」「学生相談室」が連携して対応している。

 新入生にとって、4月の生活はあわただしい。授業を自分で選んで登録し、課外活動のサークルを選び、さらにはアルバイトを探さなければならないなどと、何かと選択することを迫られる。
 また、勉強する内容は専門的で、いままでよりも複雑で量も増える。親元から離れて、初めて一人暮らしをする学生も多いが、彼らは新しい生活環境を整えなければならない。高校までと違って固定した教室がないなかで、居場所を求めて、新しい友達をつくる必要もある。新入生は、学業や生活、対人関係など、非常に沢山の課題に対処しなければならない状況に立たされる。

 このような新入生が抱える課題に対して、各学科や担当部署・センター、担当教員などが随時対応しているが、どこに相談したらよいか分からない場合もある。

 日本工業大学の「学修支援センター」は、同大の学修支援システムの中核を担う施設であり、困った時の総合相談窓口として機能している。
 学業面では、授業内容に関する個別指導はもとより、より高度な学習意欲を持つ学生への対応も積極的に行っている。学業以外にも、大学生活や人間関係、経済問題、健康・精神面などの悩みをもつ学生に対して、スタッフがさまざまな相談に応じ、「学生支援部」「健康管理センター」「学生相談室」等と連携しながら、アドバイスを行っている。
 時には先輩となる学生や大学院生に意見を聞きながら、解決への道を共に探っていく。気軽に立ち寄り、友人やスタッフ、教員と雑談をする、といった感覚で利用することもできる。

 また、青年期は不安定になりやすく、うつなどの心の病気が現れやすい時期でもある。いくつものストレスを受けた場合には、混乱して消耗し、心のバランスを崩してしまうことがある。このような場合は、「学生相談室」が対応する。

 「学生相談室」には臨床心理士2名が在籍し、近くの精神科や保健センターと連携し、両親や学内と緊密に連携をとりながら、学生が悩みや問題を解決していけるような環境を整えている。そして、必要な場合には、週に約1時間の心理療法を提供している。
 この心理療法では、新入生の悩みや困難を単に否定的なものとしてとらえるのではなく、さらなる成熟や新しい自分を作るためのチャンスとして捉える。学生が問題への取り組みを通して成長し、より豊かで、実りのある学生生活を送れるよう配慮しながらサポートしている。

▼本件に関する問い合わせ先
 日本工業大学 広報室
 TEL: 0480-34-4111(代表)
 http://www.nit.ac.jp