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文教大学・越谷市教育委員会 「教員等の研修に関する協定」
締結に合意 6月26日に協定締結式

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このたび、文教大学(大橋ゆか子学長、埼玉県越谷市南荻島337)と越谷市教育委員会(吉田茂教育長)は、連携し、相互の機能を活用して教員等研修事業を実施することにより、越谷市の教育の充実を図ることを目的に協定を締結することになった。

 平成20年3月に学習指導要領が改訂され、子どもたちの「生きる力」や基礎基本の定着とともに、それらを応用し、「活用する力」のさらなる育成が課題となっている。それには、各教員が主体的・効果的に研修を積み、個々の「授業力」を磨き続けることが重要であり、各教科等で言語活動を充実させ、子どもたちの言語の活用力を育成することが急務となっている。

 文教大学と越谷市教育委員会の間では、昨年度(平成20年4月~21年3月)に共同研究「言語活動を重視したカリキュラムへの改善とそれに関わる指導法の開発並びにリテラシーリーダーの育成」を連携して実施し、各教科における言語活動と研修案に関する毎月の定例研究会のほか、小・中学校の教員を交えた言語活動に関する研究懇談会なども積極的に行ってきた。

 こうした実績に基づいて、今回締結される「教員等の研修に関する協定」によるプログラムでは、「全教科等を通した言語活動の充実」を目指した教員研修カリキュラムを開発・実施することにより、小・中学校教員の中から委嘱された「教育研究員(指導法改善研究員)」や「研究主任」を各学校における「研修推進役(リテラシーリーダー)」として育成し、校内研修がより組織的、計画的に推進されるようにすることを目的としている。

 今回の成果は、報告書としてまとめられるほか、研修用に開発・作成されたテキストやCD、DVDなどをデジタルコンテンツ化して共有し、教員の「授業力」の向上に役立てる予定だ。

◎協定に基づく主な事業内容
(1) 新学習指導要領の移行期に伴う諸課題及び各教科における「言語活動の充実」のための学習指導法の工夫、改善を研究する教育研究員の研修会に関すること。
(2) 新学習指導要領の趣旨を踏まえた学習指導のあり方を研究するための研究委嘱校の研修に関すること。
(3) 教育に関する諸課題及び越谷市の教育の充実のため必要に応じて実施する研修会に関すること。

 なお、本事業は独立行政法人教員研修センター(遠藤純一郎理事長: 茨城県つくば市立原3)が公募した平成21年度教員研修モデルカリキュラム開発プログラムの「大学と教育委員会の連携による研修カリキュラム開発事業(大学委嘱事業)」に採択された。

◆「教員等の研修に関する協定」締結式について
1. 日  時: 平成21年6月26日(金) 午後1時30分~2時30分
2. 場  所: 教育委員会室(越谷市役所内)
※締結式後、記者会見の予定あり(詳細は以下の問い合わせ先まで)

▼本件及び記者会見等に関する問い合わせ先
 文教大学 大学事務局 学長事務室
 東京都品川区旗の台3-2-17
 TEL: 03-3783-5511
 http://www.bunkyo.ac.jp/index.htm