日本工業大学

日本工業大学の保護者に対するアプローチ

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日本工業大学(埼玉県宮代町・学長 柳澤章)は、受験生の保護者に対しては、オープンキャンパス等を通じ、積極的なアピールを行っている。また、在学生の保護者に対しては、開学時に組織された父母による後援組織である「後援会」を通じて、双方向的な情報交換を行うことにより、親密な関係を築きあげている。

 日本工業大学では、受験生の保護者に対して、オープンキャンパスの際には必ず「保護者のための大学説明会」を実施している。
 そこで説明される内容は、入試について、就職について、奨学金について、学修支援センターについてといったものであり、希望者には個別相談にのっている。
 また、学修支援センターの見学希望者へは、説明会終了後、案内をしている。この様な機会を通じ、保護者が安心して子弟を日本工業大学に送り出せる様にアピールしている。

 在学生の父母・保護者に対しては、「後援会」という名称で、在学生の父母・保護者による支援組織が組織・運営されており、伝統的に非常に親密な関係を築いている。
 子弟が大学に入学した時点で、在学生の正保証人(父母・保護者)は、全員、後援会の会員となっていただく。このため、入学式後には「後援会をご理解いただく会」を開催、会の目的や事業活動を説明し、理解と協力を求めている。

 推薦入学等で既に入学が決まっている入学予定者、保護者に対しては、2~3月頃に、全国に組織された後援会の各支部へ大学側が出向いて、大学の概況、親元を離れたアパート生活、アパート探し、奨学金、遠方から大学に行くためのアドバイス、先輩学生からの経験談披露などを行っている。

 また、毎年、8月末から9月末の約1か月をかけて、全国の後援会支部へ大学側から教職員が出向き、会員との交流・親睦も兼ねた「地域別教育懇談会」が開催される。
 大学側からは、大学の状況説明、教員による講演が行われ、その後の個別面談では、教員から、成績や学業の様子など、さまざまな情報が父母に伝えられ、父母からは、子弟の一人暮らしの不安や就職の問題などの相談が寄せられるなど、学生一人ひとりに対して、細やかな対応と情報交換が行われている。

 現在、後援会は全国で19支部が組織され、会員数も4400名を数えており、大学運営の強力なパートナーとなっている。

 そもそも、後援会が組織されたのは、日本工業大学が開学した昭和42(1967)年12月にさかのぼる。日本工業大学は、学園として102年の歴史を有しているが、学園創立60周年を期して大学が設立された。
 当時は、とくに工業高校の卒業生の大学進学は、学校自体の性格(職業につくための完成教育)とそのカリキュラムから非常に困難な状況であった。こうした状況を打破し、工業高校卒業生が培った実験・製図等の技術や専門知識の延長上で、更に高度な技術教育を行う大学の設立が全国の工業高校から求められ、誕生したのが日本工業大学である。
 そして開学と同年に、在学生の父母が後援会を立ち上げ、設立当初まだ不充分であった福利厚生施設など学生の勉学する環境整備に力を発揮してくれた。建物建設の援助、学内の緑化・クリーン運動など、後援会と大学側は二人三脚で力を合わせて、キャンパス整備の充実をはかっている。

▼本件に関するお問い合わせ先
 日本工業大学 広報室
 TEL:0480-34-4111(代表)
 http://www.nit.ac.jp

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