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大正大学が「平成21年度地域精神保健研修会・夏季セミナー」を開催

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大正大学が「平成21年度地域精神保健研修会・夏季セミナー」を開催 ~発達障碍と子ども虐待―ミクロ的、マクロ的視点からのアプローチ~

 大正大学では、地域貢献の一環として「地域精神保健研修会」を開催してきた。
 今年度より、地域で活動されている様々な職種の方々を対象に、当大学の教員によるセミナー形式の研修会を新たに企画した。今年度のテーマは「発達障碍と子ども虐待」。

 実際の臨床や支援において私たちに求められているものは、ひとつには実際の臨床場面でのクライエントや家族の心の動きとその意味を、どのように把握し接近していくかというミクロ的視点であり、それとともに様々な支援組織相互の連携を含めたよりマクロ的な社会的な視点に立った支援も必要となってくる。そこで今回のセミナーではこのふたつの立場から参加者の方々とともに考えていくことを目的としている。

 1日目は「発達障碍」について大正大学臨床心理学科教授の小林隆児が、2日目には「子ども虐待」について同教授の玉井邦夫がそれぞれ担当する。
 2日間とも、参加者の方々から事例をご提示いただき、さらに踏み込んだ議論が展開できればと考えている。この機会に日頃臨床現場で苦労されている事例を持ち寄っていただき、積極的にご参加いただきたいと願っている。

【講師紹介】
・小林隆児
 九州大学医学部卒業、福岡大学医学部精神医学教室入局、大分大学教育学部教授、東海大学健康科学部教授を経て2008年より本学人間学部教授着任。医学博士。
 『広汎性発達障害にみられる「自明性の喪失」に関する発達論的検討』精神神経学雑誌第101巻第8号、『自閉症とことばの成り立ち』ミネルヴァ書房、『自閉症の関係発達臨床』(共編者)日本評論社、『よくわかる自閉症』法研、『自閉症とこころの臨床』(共著)岩崎学術出版社他

・玉井邦夫
 東北大学大学院教育学研究科心身障害学専攻修士課程修了、情緒障害児短期治療施設セラピスト、山梨大学教育人間科学部障害児教育講座准教授を経て2008年より本学人間学部教授着任。
 『瞬間(とき)をかさねて~「障害児」のいる暮らし~』ひとなる書房、『ダウン症ハンドブック』(共編者)日本文化科学社、『ふしぎだね、ダウン症のおともだち』(監修)ミネルヴァ書房、『学校現場で役立つ子ども虐待対応の手引き』明石書店

◆プログラム
8月1日(土)「発達障碍―ミクロ的アプローチ」講師:小林隆児(大正大学教授)

8月2日(日)「子ども虐待―マクロ的アプローチ」講師:玉井邦夫(大正大学教授)

◆場所
大正大学 巣鴨キャンパス 5号館1階(511教室)を予定。
(都営地下鉄三田線「西巣鴨」下車徒歩2分、JR埼京線「板橋」下車徒歩10分)
 
◆定員 各日50名
※原則として臨床経験があり、事例を提出できる方に限ります。
※定員になり次第締め切ります。

◆受講料 各日6,000円、2日間10,000円

◆申し込み方法 
下記URLより申込書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、郵送またはFAX。
http://www.tais.ac.jp/counseling/h21_chiili_seminar.html
 

▼本件に関する問い合わせ・申し込み先
 大正大学カウンセリング研究所(担当:佐藤、日笠、藤岡、米田)
 〒170-8470 東京都豊島区西巣鴨3-20-1
 TEL: 03-5394-3035
 FAX: 03-5394-3041