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横浜市立大学のKNT(近畿日本ツーリスト)支援講座より学生が企画した「横浜体験ツアー」が商品化!

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横浜市立大学の学部教育プログラムの一つであるKNT(近畿日本ツーリスト)支援講座「地域ブランドの構築」で学生が企画した「横浜体験ツアー」が、近畿日本ツーリスト株式会社(以下、KNT)より商品化される。

 KNT支援講座「地域ブランドの構築」(※1)は、横浜市立大学国際総合科学部ヨコハマ起業戦略コースの2~4年生が履修する実践的な科目として、平成19年度より開講。KNTで実務に携わっている社員の方々を講師に迎え、実際に商品化できるような横浜の着地型旅行商品(※2)の開発を通じて、学生が実践的な商品開発の技法を習得し、また「よこはまブランド」の構築を通して、産学民が連携し、地域振興のあり方を探ることを目的としている。
 昨年度(平成20年度後期)の同講座より、このたび4つのツアー商品が生まれ、KNTグループのテーマ検索・体験予約サイト「旅の発見」で販売する。
■「旅の発見」サイト http://tabihatsu.jp/

≪支援講座について≫
 横浜市立大学では、教育研究の進展及び充実を目的として、企業からの講師派遣による寄附・支援講座を平成18年度より設置。各分野の専門的な知識に触れ、諸問題を実践的に分析するなど、多面的に学ぶことのできる生きた講座として、学生から高い支持を得ている。

(※1)KNT支援講座「地域ブランドの構築」について
 国際総合科学部ヨコハマ起業戦略コースで、平成19年度から開講。KNTが旅行業界の実務に携わっている社員の方々を講師として派遣し、都市計画および地理学の本学教員と連携して、学生が座学だけでなくフィールドワークを通して実際の旅行商品を企画する。
 担当教員は、横浜市立大学国際総合科学部の後藤寛(ごとう ゆたか)教授で、平成20年度の受講生は33名。講義は後期の全15回で構成され、前半は観光実務に就いている講師の話を聞いて観光に取り組む考え方を身につけ、後半はKNT社員の方々の指導を受けながら、実践的な提案をまとめることを目指した。小グループに分かれ、企画シートにもとづいて、内容を吟味した上で、実際にフィールドワークを行い、実現性を探り、具体的な提案を行う。平成21年度も後期に開講する予定。

(※2)着地型旅行商品とは
 着地(旅行目的地)主導で、企画・開発を行った旅行商品のこと。これまでの旅行商品や観光資源は、「発地型」といわれ、都市部の旅行会社が旅行商品や観光資源を企画・開発してきたが、旅行客のニーズの向上・多様化により発地型商品や観光資源のみでは、旅行者の需要に応えられない。そこで観光地の地元の人しか知らないような穴場や楽しみ方が求められるようになり、着地型で旅行商品や観光資源を企画・開発する必要が出てきた。
 KNT支援講座では、学生が主体となって、地元横浜の新しい観光素材や観光形態の発見・提案を行い、地域おこしにつなげている。

▼本リリースに関する問い合わせ
 横浜市立大学 広報担当 鎌倉、小林
 TEL: 045-787-2412
 koho@yokohama-cu.ac.jp

▼企画商品に関する問い合わせ
 近畿日本ツーリスト株式会社 旅行事業創発本部(地域振興担当) 大谷
 TEL: 03-3255-2735
 FAX: 03-3257-0928