上智大学

聖トマス大学「日本グリーフケア研究所」を上智大学に移管することで合意

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学校法人上智学院は、学校法人英知学院および西日本旅客鉄道株式会社、一般財団法人JR西日本あんしん社会財団との間で、2010年4月1日をもって、「日本グリーフケア研究所」を、英知学院が設置する聖トマス大学から上智学院が設置する上智大学に移管することについて、7月31日に合意した。

 学校法人上智学院(以下「上智学院」という。)は、学校法人英知学院(以下「英知学院」という。)及び西日本旅客鉄道株式会社(以下「JR西日本」という。)、一般財団法人JR西日本あんしん社会財団(以下「財団」という。)との間で、2010年(平成22年)4月1日をもって、「日本グリーフケア研究所」(以下「研究所」という。)を、英知学院が設置する聖トマス大学から上智学院が設置する上智大学に移管することについて、7月31日に合意した。

 研究所は、日本で初めて「グリーフケア」を扱う研究所として2009年4月に聖トマス大学内に開設された。これは、JR西日本及び財団が、福知山線列車事故を踏まえた社会に役立つ取り組みの一環として、事故の遺族の方々をはじめとした悲嘆者に対するグリーフケアの重要性に鑑み、公開講座「『悲嘆』について学ぶ」及びグリーフケア専門職の人材養成講座に対して寄付協力を行って、進められたものだ。

 聖トマス大学は2009年6月に、2010年度以降の学生募集停止を決定したが、上智大学に対して、研究所の活動を是非とも継続したいので協力してもらえないかとの意向打診があった。研究所創設の経緯、趣旨、活動の重要性に鑑み、また両校の教育理念に共通するところがあることから、このたび、研究所が聖トマス大学から上智大学に移管される運びとなった。

 研究所の移管にあたっては、引き続きJR西日本等のご支援をいただくことについて了承いただいており、受講生及び学生に不安や不便・不利益を与えることのないよう最大限の配慮をする。また、研究所は当面、その活動拠点を引き続き尼崎市またはその周辺地域とする。

※上智大学は、「Men and Women for Others, with Others――他者のために、他者とともに生きる」という教育精神のもと1913年に創立され、人間の尊厳を確保するための教育研究をすすめ、公正で自由な社会の実現に向けて社会貢献できる人材の育成を目指している。
 聖トマス大学は、「真理にいたる英知と力をそなえ、自立した人間を養成」するため、1962年に英知短期大学、1963年に英知大学が創立され、2007年には、聖トマス・アクィナス大学国際協議会に加盟し、世界の聖トマス大学との国際交流推進を図るため、大学名称を聖トマス大学に改めた。

▼本件に関する問い合わせ先
 上智大学 総務局 企画広報グループ
 〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1
 TEL: 03-3238-3179
 FAX: 03-3238-3539
 E-mail: sophiapr@cl.sophia.ac.jp
 http://www.sophia.ac.jp/
 

734 覚書を取り交わす英知学院の森田和一理事長(右)と上智学院の高祖敏明理事長(左)聖トマス大学にて