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法政大学スポーツ健康学部が学食を栄養教育の場として活用

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今春新設した法政大学スポーツ健康学部では、スポーツ科学と健康科学を融合させ、同分野で社会に貢献できる人材育成を図っている。さらに、健康を支える“食育”も強く意識し、学食を栄養教育の場として活用する試みを進めている。

 2009年4月に新設された法政大学スポーツ健康学部では、スポーツ科学と健康科学を融合させ、健康社会の形成に貢献する人材育成を図っている。特色豊かなカリキュラムで学生の資質を伸ばす一方、緑豊かな多摩キャンパス(町田市相原町)の学部棟内に設置されている食堂での食事(昼食のみ、授業期間のみ提供)も栄養教育の場ととらえ、活用している。

 同学部の学食では委託業者の協力を得て、日替わりで2種類(ご飯または麺類)のメニューを提供している。
 例えば、ある日のメニューは「A 豚キムチマヨネーズ丼」「B 月見とろろうどん(プラス『おにぎり』又は『いなり』)」で、学生たちは好みでA又はBをセレクトする。このほか、数種類の小鉢(揚げ物や煮物などの副菜、生野菜、デザート)などから1つをチョイスできる。Aは汁物付きで、主菜によってはパンのセレクトも可能だ。

 食堂には栄養士監修の週間メニューや、個々の献立のカロリーや塩分表示、さらには栄養意識啓発のポスターなども掲示されており、効率的な栄養摂取など、学生の意識改革にもつながっている。
 「栄養バランスが取れた昼食が楽しみ」「食べたい小鉢の中からカロリーの少ないものを選んでいる」などという学生の声も聞かれ、アパート暮らしで自炊の献立の参考にしている学生もいるという。

 同学部では学食自体を栄養教育として学部教育に組み込んでいるため、同学部の学生からは年間の食費(昼食のみ)を、あらかじめ栄養実習費として徴収。大学からの補助もあるため、同学部の学生の負担は1食約250円となっている。学生は食堂で学生証を提示することで食事ができる。

 同学部事務課では、「まだ半年弱ですが、学生たちの食に対する意識は確実に高まっており、教育的効果も抜群です。食堂にはテレビなども設置、学生たちの休養や懇親の場としても活用されています」と学食の早速の効果と好評ぶりを話している。

▼本件に関する問い合わせ先
 スポーツ健康学部事務課 042-783-3003

828 楽しく食事をする学生たち

829 好きな小鉢をセレクトできる