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横浜市立大学国際総合科学部で、21年度後期より横浜市環境創造局と連携した実践的な環境教育を開始

大学ニュース  /  教育カリキュラム

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横浜市立大学では、21年度後期の国際総合科学部環境生命コースにおける授業科目「環境保全学」の講義で、横浜市環境創造局と連携した実践的な環境教育を実施する。

 この講義は、同学部同コースの専門教養科目のひとつで、横浜市環境創造局の職員を講師に迎え、国際的な沿岸大都市横浜とその周辺における自然環境保全の理解と実践を目的としている。大学で学ぶ生物学、化学、生態学などの知識が、どのように社会で活用されるかをテーマに、横浜の環境保全の課題、エコ森と自然林作り、生物種の保存維持活動などを学び、次世代の環境づくりを考える教育を展開する。
 現場で取り組むスペシャリストを講義に迎えることで、学生に生(なま)の体験を伝え、時代の要請に合致する人材を育成していく。

■講義概要
【科目名】 環境保全学
【対  象】 国際総合科学部環境生命コース 2年次~4年次(30名)
【期  間】 21年度後期(10月~22年1月)全15回 金曜日5限(16:10~17:40)
【趣  旨】 横浜は巨大都市を取り囲むように海や山が発達していて、これら自然を保護し、都市と自然が共生できる豊かな環境を創出するためには調査研究、科学技術、政策と法整備が一体になることが大切である。この講義では、横浜市環境創造局との連携により、これらの事業に日頃現場で取り組んでいるスペシャリストを迎え、環境保全の考え方、現場での課題、環境保全を行う上で科学や学問の重要性を、体験を交えて講義する。大学の狭い空間の中ではなかなか聞くことの出来ない有意義な話題に触れることで、問題意識を高め、授業の中で議論が出来る発信型の講義を目指す。

■講義テーマ
1. 環境保全と公害
2. 生物環境の創生
3. 環境アセスメント
4. 資源循環
5. 地球規模の環境問題
6. 環境調査

※参考※ 国際総合科学部(理学系:環境生命コース)について
 ライフサイエンスを基軸とした観点から、ゲノム生物学、生物化学、環境を統合した講義と実習、卒業研究により次世代を担う人材を育成。「環境」と「生物」は人類の明日を担うものとして、地球規模で注目を集めている存在である。
 環境生命コースは、生物学、生化学、農学、薬学を専門とする教員陣が親身の指導を徹底し、「動物・植物・微生物の細胞や遺伝子を中心とした分子生物学」や「タンパク質や糖質、核酸などの生物化学」、「環境と生物の多様なメカニズム」、「遺伝資源としての食用植物」などのテーマを追求し、実験室での実習や野外でのフィールドワークも取り入れ広い視野で教育、研究を展開している。

▼本件に関する問い合わせ先
 横浜市立大学 八景キャンパス等学務課
 TEL: 045-787-2496