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明治大学OBの故・阿久悠氏(作詞家、作家)ゆかりの品々、一堂に ~10月15日から中央図書館ギャラリーで「阿久悠展」を開催~

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2007年8月に死去した昭和を代表する作詞家、阿久悠氏(明治大学OB、享年70歳)のゆかりの品々を一堂に展示する「阿久悠展 ―君の唇に色あせぬ言葉を―」が10月15日(木)から来年1月31日(日)の間、明治大学中央図書館1階ギャラリー(駿河台キャンパス・リバティータワー内)で開催される。自筆の作詞原稿やレコードのジャケット、日本レコード大賞などの受賞トロフィーや盾、作家としての著作など約250点を展示予定で、阿久悠氏の遺した作品や功績にあらゆる側面から触れることができる。関係者によると、これだけの品々をまとめて展示するのは今回が初めてで、阿久悠氏自らが1976年から約4年間、編集長として発行していた月刊紙「You」のバックナンバーは初公開となる。

自筆の作詞原稿や受賞トロフィー、レコードのジャケットなど約250点
  ──自らが編集長として刊行していた月刊紙「You」を初公開──

 阿久悠氏(本名:深田公之氏)は1937年(昭和12年)、兵庫県・淡路島に生まれた。地元の高校を卒業後、明治大学文学部文学科日本文学専攻に入学。卒業後は広告代理店の宣弘社に入社し、テレビ番組やCMの制作に携わった。同社を退社後の1967年(昭和42年)に、ザ・モップスの「朝まで待てない」で作詞家としてデビュー以降、「勝手にしやがれ」(沢田研二)、「北の宿から」(都はるみ)、「UFO」(ピンク・レディー)、「津軽海峡・冬景色」(石川さゆり)、アニメ主題歌「宇宙戦艦ヤマト」といった昭和を代表する名曲を5000曲以上作詞し、日本レコード大賞、日本歌謡大賞、日本作詩大賞といった各賞を多数受賞した。

 また、自らが編集長を務めていた月刊紙「You」に連載され、後に直木賞候補作にも残り映画化もされた「瀬戸内少年野球団」など、小説やエッセイの著作も100冊以上にのぼり、作家としての確固たる地位も確立。作詞家、作家としての数多くの功績を称えられ、1999年には紫綬褒章を受章、死去した2007年8月1日付で、旭日小綬章も受章した。

 今回の展示物は、明治大学での展示をご希望されたご遺族の方や、阿久悠氏が生前に所属していたプロダクション「オフィス・トゥー・ワン」のご提供によるものである(期間:10月15日(木)~来年1月31日(日)。入場無料。休館日は10月28日、11月1日、30日、12月29日~来年1月4日、17日)。

 また、11月5日に明治大学和泉キャンパスで開かれる国際日本学部・吉田悦志教授の公開講座に、阿久悠氏のご長男・深田太郎氏をゲスト講師として招き、「父・阿久悠の詩(うた)づくりを語る」をテーマに講演していただく予定。なお、明治大学では、阿久悠氏の功績を映像などで紹介する「阿久悠記念館」(仮称)の設置を現在、検討中である。

▼本件に関する問い合わせ先
 明治大学 広報課(担当:西川)
 TEL: 03-3296-4082

(添付ファイル)「阿久悠展」チラシ