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立正大学地球環境科学研究科オープンリサーチセンターが荒川流域環境に関する研究成果を報告――11月21日にシンポジウム開催

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立正大学地球環境科学研究科オープンリサーチセンターでは、11月21日に国際シンポジウムを開催。「水と緑と土と人:多様な環境を流域でとらえ 荒川を考える」と題して、8年間に及ぶ同事業の研究成果を発表し、地域の関係者などとともに今後の研究と環境保全活動の展開について討論する(参加自由、申し込み不要)。

 立正大学地球環境科学研究科は、文部科学省の私立大学学術研究高度化推進事業オープンリサーチセンター整備事業(※)に選定され、平成14年度から同研究科の前身である文学部地理学科の時代より実施している「関東地方における水文環境の研究」を基軸に、ジオインフォマチックス(空間情報工学)を用いた研究を続けてきた。

 11月21日に開催される今回のシンポジウムでは、研究成果のうち、特に地域と関連の深い荒川流域環境の把握と管理に関するものを提示。学内外・地域の関係者とともに検証し、今後の研究および環境保全活動の展開について考えていく。
 参加は自由で、研究者に限らず、学生、実務家、一般市民も対象としている。

《立正大学 オープンリサーチセンター 国際シンポジウム》
水と緑と土と人:多様な環境を流域でとらえ 荒川を考える

Management of Watershed Environment: A Case of the Arakawa

・日時 2009年11月21日(土)13:00~18:00
・場所 立正大学熊谷キャンパス アカデミックキューブ205教室
  (JR熊谷駅南口または東武東上線森林公園駅北口より立正大学行バス10~15分)
・参加自由、事前申し込み不要

○基調講演
「乾燥・半乾燥地域での水利用に伴う深刻な環境問題:土壌塩性化のリモートセンシングによるモニタリング」
    タシュポラート・ティイップ(新疆大学)ほか
「環境変化と水の安全」
    スリカンタ・ヘラート(国連大学)
○話題提供
「荒川源流域での森林の多様性と渓畔林の成り立ち」
    川西基博(鹿児島大学・元立正大学ORC)
  コメント:「荒川源流の水質を守る努力―酸性鉱山廃水の中和処理―」
    佐竹研一(立正大学)
「流域の環境をリモートセンシングと市民の観察でとらえる」
    後藤真太郎(立正大学)
  コメント:「埼玉県水辺環境100プランの現状と課題」
    埼玉県河川環境団体連絡協議会
「地表からはみえない地下の環境―荒川扇状地の地盤と地下水―」
    立正大学地盤・地下水研究グループ
  コメント:「埼玉県の地下環境を把握するために―地質地盤情報の整備とその活用例―」
    八戸昭一(埼玉県環境科学国際センター)
○ポスター発表
荒川流域の土地利用図:GISを用いた表示  鈴木厚志ほか(立正大学)
復元された100年前の荒川の実測図     町田尚久ほか(立正大学)
埼玉県水辺環境100プランの例:槻川、元荒川、市野川、都幾川  埼玉県河川環境団体連絡協議会
○総合討論(会場からも自由に発言可能)
○まとめ


主催:立正大学大学院地球環境科学研究科オープンリサーチセンター
共催:立正大学地球環境科学部、立正大学環境科学研究所
後援:国土交通省関東地方整備局荒川上流河川事務所,埼玉県環境科学国際センター、埼玉県立自然の博物館、熊谷市

(※)私立大学学術研究高度化推進事業オープンリサーチセンター整備事業:我が国の高等教育機関の大部分を占める私立大学における研究基盤の整備及び研究基盤の高度化を図るため、学外の幅広い人材を受け入れ、研究成果を広く公開するなど、オープンな体制の下に行われるプロジェクトであり、この実施に必要な人材、研究施設、研究装置・設備に対し、重点的かつ総合的な支援が行われるための事業である。


▼本件に関する問い合わせ先
 立正大学 学長室政策広報課
 東京都品川区大崎4-2-16
 TEL: 03-3492-5250
 FAX: 03-5487-3340
 E-mail: ppi@ris.ac.jp