法政大学

FD「学生の声」コンクールでマンガ作品などが最優秀賞に――法政大学

大学ニュース  /  大学改革  /  教育カリキュラム  /  学生の活動  /  その他

  • ★Facebook
  • ★Twitter
  • ★Google+
  • ★Hatena::Bookmark

法政大学教育開発支援機構FD推進センターが、学内の学生や大学院生を対象に行っている「2009年度 FD学生の声コンクール」の表彰式がこのほど行われた。これはFD活動に学生の声を反映させるために開催しているもので、第2回目の開催となる今年は、ストーリー漫画作品などが最優秀作品に選ばれた。

 法政大学教育開発支援機構FD推進センターでは、Faculty Development(FD:学校教育の質を向上させるための組織的な取り組み)活動の一環として、学内の学生・大学院生の声やアイデアを広く募る「FD学生の声コンクール」を開催している。
 2回目となる今年度は、「私の選んだ、ちょっとイイ授業」というテーマで、授業の内容や工夫、それに対する学生同士の取り組みなどを散文・韻文・漫画などのジャンルで募集した。
 
 多数の応募の中から、最優秀賞に輝いたのは、上野達央さん(法学部2年)と鶴田菜穂さん(国際文化学部3年)の作品。先月授賞式が行われた。
 ネイティブスピーカー教師による日本語使用不可の英語授業の感想を小論文にまとめたのが上野さん。教師と生徒が年間を通じてアクティブに“動き回る”ことを随所に盛り込んだ授業で、自らを含めた参加学生が“やる気”を出したことなどを紹介した。
 一方、鶴田さんの作品は7ページのストーリー漫画。FDとは意外性のある取り合わせだが、授業で出された課題をこなす過程で、職業観や就職活動への意欲を高めた体験を表現した。「大きな賞をいただけて大変うれしく思っています。将来に悩む自分自身を題材にしたこの作品、大学卒業後の進路に悩む同年代の方々に是非読んでもらいたいです」と鶴田さんは、漫画に込めた自らの率直で強い思いを訴える。

 このほかにも今回のコンクールでは、授業における「学生の主体性や向上性の重要性」「学生・教員の達成感の必要性」「教員の授業への興味導入法」「教員と学生との好ましい授業内での関係」「新たな学びの場のあり方」などを論じ、表現した多数の応募作品が『学生の声』として寄せられた。
 同コンクールを主催したFD推進センターでは、「受賞作品を通して、あらためて学生・職員・教員とともに“ちょっとイイ授業”についての“気づき”を共有することにより『学生の声』を活かした『授業改善』に関する提案を行っていく予定です。来年度も新たなテーマで、FD学生の声コンクールを開催していきたい」と話している。

法政大学FD推進センターホームページ http://www.hosei.ac.jp/fd/

【画像】最優秀賞に輝いた漫画作品(クリックすると拡大されます)

▼本件に関する問い合わせ先
 法政大学教育開発支援機構FD推進センター
 TEL: 03-3264-4268
 FAX: 03-3264-9876 
 E-mail: fd-jimu@hosei.ac.jp

1054 最優秀賞に輝いた鶴田さんの作品の冒頭シーン