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父母にも就職支援を呼びかけ!――「インターンシップは就職に有利」立正大学が調査結果を公表

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立正大学では昨年11月1日、「父母のための就職講座2009」を開催するなど、学生の就職活動を多方面からサポートし、話題を集めている。一方、今年に入って新卒学生の就職難が社会問題となっているが、キャリアサポートセンターではこのたび、「インターンシップ参加者は就職に有利」という調査結果を発表した。

 立正大学では昨年11月1日に、「父母のための就職講座2009」を開催した。これは、就職状況が厳しさを増す環境下にあって家族の協力が不可欠であり、親子一体となっての取り組みが肝要であるとの趣旨から、同大橘父兄会がキャリアサポートセンターの協力のもと、毎年11月の大学祭の期間に開催しているものだ。
 企業が求める人材や就職戦線の状況などに詳しい講師を招いての講演、質疑応答、資料の展示、個人面談による就職相談と、多岐にわたる催しが実施される。また、正確な情報に基づいて、父母もしくは保護者として何ができるかを考える貴重な場として、近年ますます盛況な講座となっている。
 今年度は、パネラーに学生支援側として同大大崎キャリアカウンセラーの湯沢秀樹先生、企業側から株式会社トリコロール監査役大山俊英氏が出席した。
 
 また、同大では、学生の早期キャリア開発支援を目的とした指導を充実させるために、平成15年からインターンシップ制度を導入。現在までに、数多くの実習生を送り出してきた。
 同大のインターンシップは、キャリアプログラムに基づき、立正大学と企業・団体が実習生の受入について覚書を締結し、教育的意義を強く持った「職場体験型」(主に夏期休暇期間を利用した原則として無償による実習。期間:2週間程度)を推進している。
 さらに、実習前は必要な基礎能力・ビジネスマナーを磨き、実習後は実習先の違いを超えて「個人の体験」から「参加者全体への効果」へと昇華させ、社会人として必要な要素への気付きや目的意識の芽生えにつながるよう、事前・事後研修の整備にも積極的に取り組んでいる。
 こうした取り組みが評価され、平成18年度には経済産業省委託地域産業活性化人材育成事業「インターンシップにおける社会人基礎力の実践的活用に関する調査」の調査モデル校ともなった。
 
 インターンシップの重要性は、新卒学生の追跡調査結果にも表れている。インターンシップ参加者の就職率を見てみると、平成20年度(平成21年3月卒業者)は同大全体の平均と比較して17.5ポイント、全国の大学平均との比較でも19.4ポイント高くなっていた。
 今年度は77の企業・団体に受け入れられ、148人の2、3年生が参加した。就職だけではなく、自分の将来にとっても重要な役割を果たしてくれるインターンシップは、キャリアサポートセンターいち押しの制度だ。
 
◆「父母のための就職講座2009」
 ◎湯沢先生の報告
  1.学生の現状と支援方法
 ◎大山氏の報告
  2.採用現場における学生の変化
    (1)キャリア支援実施前後の学生の変化
    (2)求める人材像
    (3)立正大生の特徴
 ◎ディスカッションの内容
  (1)学生支援のあり方
  (2)学生と企業が求める人材の違い
  (3)立正大生の良い所、足りない所
  (4)望ましい大学生活
 
◎まとめとしてご父母の皆さんに心がけてほしいこと
 ◆やってはいけない3カ条
  (1)押し付け(2)過保護(3)無関心
 ◆やってほしい3カ条
  (1)聴くこと(2)気付かせること(3)待つこと
 ◆親ができることの具体例
  (1)悩みを相談できる応援団になる
  (2)長年働いてきた経験を話すなど
  (3)価値観を押し付けないで、子どもの答えを引き出す手伝い
 
▼本件に関する問い合わせ先
 立正大学 学長室政策広報課
 東京都品川区大崎4-2-16
 TEL: 03-3492-5250
 FAX: 03-5487-3340
 E-mail: ppi@ris.ac.jp