東京歯科大学

創立120周年を迎えた東京歯科大学が、5月8日・9日に「記念学術講演会」を開催

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2010年2月に創立120周年を迎えた東京歯科大学では、「継承と発展」をテーマとした記念事業の一環として、5月8日(土)・9日(日)に東京国際フォーラムにて記念学術講演会を開催する。プログラムは、9日に開催される「ウィーン少年合唱団コンサート」を除き入場無料。

 明治23年1月に高山紀齋により設立された、日本初の歯科医学教育機関である「高山歯科医学院」を前身とする東京歯科大学は、「歯科医師たる前に人間たれ」の建学の精神のもと、最先端の歯科医学教育・歯科医療を担い今日に至っている。高山氏は日本歯科医会の初代会長としても活躍し、わが国の歯科界の発展に多大な貢献を果たしてきた。同学院は明治33年2月、「東京歯科医学院」と改称。その後明治40年9月、文部省(現・文部科学省)の設置認可を受け「東京歯科医学専門学校」となり、戦後まもなく「東京歯科大学」となった。

 このたび創立120周年を迎え、記念事業の一つとして5月8日(土)・9日(日)に東京国際フォーラムにて開催される「学術講演会」では、特別講演、国際シンポジウム、国内シンポジウム、市民公開フォーラム、ポスター展示、ランチョンセミナーおよび企業展示が企画されている。

 最先端の研究成果としては、東京理科大学総合研究機構の辻孝教授が基調講演「未来の歯科医療としての歯科再生医療」を、また慶應義塾大学医学部・生理学教室、同大学院医学研究科・委員長の岡野栄之教授が特別講演「iPS細胞を用いた再生医学・疾患研究」を開講。

 さらに、東京歯科大学の口腔科学研究センターシンポジウムでは、「口腔アンチエイジングによる生体制御」をテーマに、▼渋川義宏准教授が「加齢に伴う顎関節の形態、機能維持に関わる遺伝子発現の解析」を、▼阿部伸一准教授が「筋幹細胞分化過程に必須なgrowth factorとnegative regulatorの相互作用」を、▼加藤靖浩非常勤講師が「細胞外環境制御によるアンチエイジング機構の解明」を、▼石原和幸教授が「加齢による口腔細菌叢の変化とその制御」を、▼松坂賢一准教授が「口腔諸組織の加齢変化」をテーマに、それぞれ講演を行う(いずれも8日)。

 このほか、国内シンポジウム「食に関わる口腔機能」(9日)や国際シンポジウム「40年を迎えたインプラントの光と影」(8日)など、時代に即したプログラムも用意。「本当に怖い歯周病! 歯周病が糖尿病を狙っている」(9日)と題する市民公開フォーラムも予定されている。

 なお、プログラムの詳細は下記「創立120周年記念事業学術講演会プログラム」ホームページを参照。
http://www.tdc.ac.jp/tdcsoc/120th/index.html

▼学術講演会に関する問い合わせ先
 東京歯科大学120周年記念事業 学術講演部会
 TEL: 043-270-3733(大学事務局 教務課)
 千葉市美浜区真砂1-2-2