東京経済大学

東京経済大学生協が障害者グループと洋菓子販売でコラボレーション!
~経済学部尾崎ゼミが仲人に。マーケティングや商品開発を通じて、経済理論を福祉に応用する~

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東京経済大学生活協同組合ではこのたび、「福祉のまちづくりと就労支援」が研究テーマの尾崎寛直ゼミが国分寺市の障害者グループと商品企画から製造まで共同で取り組んでいる洋菓子の販売をはじめた。

 東京経済大学生活協同組合は、2010年4月20日(火)より「福祉のまちづくりと就労支援」が研究テーマの尾崎寛直ゼミが国分寺市の障害者グループと商品企画から製造まで共同で取り組んでいるクッキーやシフォンケーキなどの洋菓子の陳列販売をはじめた。

 尾崎ゼミではこれまでも、障害者グループがつくる洋菓子を定期的に学内で販売をしてきた。今回の常設販売を始めるきっかけは、在学生と一緒に事業を進めていきたいという生協と、このコラボレーションを通して、障害者グループの日々の活動を知ってもらい、社会的な価値を実現させていきたいという尾崎准教授の思いが一致したもので、尾崎准教授の申し入れに生協側が快諾した。

 障害者グループは洋菓子の製造を担当し、ゼミ生は講義などで学ぶ商品開発やマーケティングなどの知識を、販売を通じて実践していく。ゼミでは手始めに、在庫管理班、マーケティング班、商品企画班の3つのグループに分け、オープンに向けて作業に取り掛かった。今後は市場調査や、それぞれの班で出た課題や事例を共有し、継続的に事業を成功させるための方策を研究していく。

 売場では障害者グループの働きぶりを写真で紹介して、今回の取り組みを購入者に広く知ってもらうような装飾がされている。生協での在庫管理を担当しているゼミ生の井山大介さん(経営3年)は「障害をもつ人の就労モデルの確立や社会参加支援を安定的にすることが今回の取り組みの最大のねらいです」と意欲的に語っていた。

 商品は東京経済大学生協のほか、毎週水曜日の12:30~14:30には国分寺駅近くの市の施設前で、シフォンケーキが150円、クッキーが100円で販売される予定だ。東京経済大学生協では入荷当日に完売する人気ぶりで、販売数を増やすことも検討している。

▼本件に関する問い合わせ先
 東京経済大学 広報課
 〒185-8502 東京都国分寺市南町1-7-34
 TEL: 042-328-7724
 FAX: 042-328-7768
 http://www.tku.ac.jp/

1253 ゼミ生が装飾を施した売場コーナー