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法政大学情報科学部の「ガラス箱オフィスアワーセンター」が好評

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法政大学情報科学部では、学士力を高める取り組みの一環として、4月に正式オープンした「ガラス箱オフィスアワーセンター(GBC)」を学生相談やピアサポートの場として活用している。教員のオフィスアワーの場としても用いられ、学生からも好評だ。

 法政大学小金井キャンパス(小金井市梶野町)の情報科学部では、平成21年度文部科学省「大学教育・学生支援推進事業」【テーマA】大学教育推進プログラムに採択された「高度情報処理技術者を目指す学士力の育成」に一丸となって取り組んでいる。必要とする能力を確実に獲得させることによって、学士力の保証をしつつ、情報社会の発展を担う人材を育成していく仕組みを作ることが狙いだ。

 具体的には、社会的に不足している高度情報処理技術者に必要とされる(1)専門基礎知識・スキル(2)自主性・コミュニケーション力の高度化を目標としている。例えば、プログラミング演習を工夫し、1~3年生の間に1万行程度のプログラムを書かせるなど充実を図っている。
 また、コミュニケーション力のアップを図るために文章構成力を強化。文章構成力はプログラミング力の基盤にもなるため、1年次に作文添削の形で実施し、同時に理系のレポート作成法についても指導している。さらに、グループワーク講義により話術や協調力を育てている。
 この取組では、学生の能力をGRE(Graduate Record Examination )によって評価し、その推移の分析結果や学生アンケート結果、教員による自己点検内容を取組にフィードバックする体制(評価運営委員会)を整えている。

 この4月には、小金井キャンパス西館1階にガラス箱オフィスアワーセンター(GBC)を正式オープンした。文字通りガラス張りのGBCには、先輩学生(SA:Student Assistant)が下級生の面倒をみるピアサポートのほか、臨床心理士の資格を持つ職員が常駐し、個人的な悩みの相談にも対応している。
 また、オフィスアワーを利用して教員も交代で在室し、学生の履修指導や相談に応じている。情報科学部の専任教員は、授業期間に週2時限分、オフィスアワーを設けており、そのうちの1時限分をGBCで受け持つ。これまで教員のオフィスアワーは各教員の研究室で実施されていたが、GBCを利用することにより、学生のオフィスアワーに対する認知度も高まった。
 教員とSAが一緒にいる空間、部屋の外から様子がうかがえる明るい外観から、研究室に比べて学生が感じていた敷居も低くなり、これまでのオフィスアワーと比較して利用度は格段に上がっている。

▼本件に関する問い合わせ先
 法政大学 情報科学部 事務担当
 TEL: 042-387-6023

1266 文字通りガラス張りのガラス箱オフィスアワーセンター

1267 開放感のある外観