清泉女子大学

清泉女子大学が創立60周年を記念し、5月29日に「平和」をめぐるシンポジウムを開催

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今年で創立60年を迎える清泉女子大学では、5月29日(土)に「平和」について考えるシンポジウムを開催する。日本語日本文学科、文化史学科、地球市民学科という、専門を異にする教授3人が、それぞれの視点から「平和」について語る。

 今年で創立60年を迎える清泉女子大学では、「平和の礎を未来へ」というキャッチコピーのもと、60周年記念事業として多くのイベントが開催されている。

 5月29日(土)には、「平和」について考えるシンポジウムを開催。専門の異なる同大教員3人がパネリストとして、多方面からの幅広い視点を踏まえた考察をもとに「平和」について語る。後半では、一般来聴の方をまじえた活発な議論を予定している。

《シンポジウム趣意》
 今日使われている「平和」という言葉、概念は「恋愛」という言葉とともに、明治になってキリスト教文化の用語の一つとして日本に入ってきた。それは、キリスト教における「隣人愛」の精神と不可分の関係にある概念であった。それゆえ今日においても多くの日本人は「平和」を国民運動にすることを得意としない。
 本シンポジウムにおいては、まず前半、日本語日本文学科の有光隆司教授が日本における「平和」という言葉の起源とその展開について報告する。次に文化史学科の鈴木崇夫教授が哲学の見地からカントの「平和」論を中心に報告し、そして最後に地球市民学科の松井ケティ教授が、「平和」教育という観点から実践活動を通した報告を行う。
 後半はこれらの報告を踏まえて、フロアとともに「平和」を「問題」として討議する。

●日時 平成22年5月29日(土)13:10~16:00 (開場12:30)

●場所 清泉女子大学2号館4階  240教室

●プログラム
【第I部】
13:10~13:15 開会のあいさつ
   門野 泉 学長
13:15~14:00 基調講演
   岡野治子教授(キリスト教文化研究所)
    記憶と和解―ヒロシマ・ナガサキの文脈から平和を再考する―
14:00~15:00 シンポジウム
   有光隆司教授(日本語日本文学科)
    ~日本における「平和」という言葉の起源とその展開~
   鈴木崇夫教授(文化史学科)
    ~哲学の見地からカントの「平和」論を中心に報告~
   松井ケティ教授(地球市民学科)
    ~「平和」教育という観点から実践活動を通した報告~
15:00~15:10 休憩
【第II部】
15:10~16:00 共同討議(フロアとともに)


▼本件に関する問い合わせ先
 清泉女子大学 総務課
 東京都品川区東五反田3-16-21
 TEL: 03-3447-5551
 FAX: 03-3447-5493
 http://www.seisen-u.ac.jp/