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法政大学が指定航空従事者養成施設を設置

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法政大学はこのたび、国土交通省の指定航空従事者養成施設の認定を受けることになった。近年、大学によるパイロット教育機関が注目を集めているが、国内で訓練を行う大学としては第一号の指定となる。

 法政大学では、このたび、国土交通省の指定航空従事者養成施設の認定を受けることになった。

 先日、法政大学理工学部(東京都小金井市梶野町3-7-2)機械工学科航空操縦学専修の学生12名が、自家用操縦士のライセンスを取得するための国土交通省航空局による実地試験を受験。全員が合格した。
 12名の学生は、今春4月12日から委託先の本田航空(埼玉県桶川市)で飛行訓練を開始。一か月後にはソロフライト、二か月後には270km単独野外航法等、ライセンス取得のために必要な訓練をこなし、7月5日から航空局の最終試験を受けていた。この間に要した訓練期間は約三か月半、飛行時間60~70時間である。これは、日本では過去に例の無い程の短期間での達成だった。

 同時に、この訓練課程は、国交省航空局の指定航空従事者養成施設のテストコースとして実施されており、今回の合格により、法政大学は指定養成施設の認定を受けることとなる。また、このことにより、最終技能審査を当施設の技能審査員により実施できるなど、より効率的に高い能力の操縦士の養成が可能となった。
 国内の操縦士の基礎教育にかかわる指定養成施設は、主なところでは日本航空、全日空、JEX、陸・海・空自衛隊、そして東海大学などに設置されている。近年注目されている、大学によるパイロット教育機関としては、東海大学に続き法政大学が二番目、国内で訓練を行う大学としては第一号の指定となる。

 法政大学は指定養成施設を運営するため、2010年3月に「法政大学飛行訓練センター」を設立。4月から自家用課程の指定養成施設(テストコース)の運営にあたってきた。さらに、事業用、多発限定、計器飛行証明課程の訓練を順次開始し、それぞれの課程で指定養成施設の取得を計画している。
 「日本の空で、日本のパイロットを育成する」「飛べるエンジニアの育成」のコンセプトのもと、学生は理工学部機械工学科に籍を置きエンジニア教育も同時に受けながら、操縦訓練を受けている。法政大学では今後も、(独)航空大学校の支援を受け、他のパイロット養成機関と連携・協力しながら、若者の「パイロットになりたい」という夢の実現をサポートし、日本の航空業界を担う人材を育成していく。

▼本件に関する問い合わせ先
 法政大学小金井事務部学務課 航空操縦学専修担当
 TEL: 042-387-6415
 航空操縦学専修ホームページ: http://www.hosei.ac.jp/riko/koku/index.php

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