龍谷大学

仏教総合博物館「龍谷ミュージアム」の竣工式を挙行(2011年4月開館)――龍谷大学

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龍谷大学は、創立370周年記念事業の一環として計画を進めている仏教総合博物館「龍谷ミュージアム(2011年4月開館)」の竣工式を2010年9月6日に挙行した。

 龍谷ミュージアムは、建築地に建っていた本願寺会館および本願寺同朋センターの解体工事、埋蔵文化財の発掘調査を経て2009年7月に建物工事を着工し、今般竣工を迎えた。

 竣工式には橘理事長、若原学長をはじめとする大学関係者、本願寺関係者、自治会長・町内会長等近隣関係者、設計施工関係者、マスコミ関係者等約110名が列席した。
 理事長からは「同大の仏教研究の成果を地域・社会へ発信するとともに、地域に開かれた博物館となることを目指す」と式辞があり、その後、中戸事務局長による事業報告に続いて、設計監理者・施工者の挨拶を実施。竣工式終了後には、見学会を行った。

 同建物の外観には、縦6m×横35mのセラミック製ルーバーによる簾が設けられ、京都らしい意匠が周りの門前町の町並みと調和している。堀川通りに面して1階中央はガラス張りで柱がなく、開放感に溢れている。
 中庭を置くことで地下1階まで採光できる配置など、“エコ”に対応した設計になっている。環境にも配慮した造りに、見学者からも驚きの声が上がった。
 また、3階シアタールームにはフルハイビジョンの4倍を超える超高精細な映像美が楽しめる設備を設けている。さらに、そのスクリーンが上がると、正面に西本願寺御影堂が現れる絶好の展望スポットとなるよう、工夫が施されている。

 今後は約1000平方メートルの展示室等の工事を経て、2011年4月開館の予定。開館時は、龍谷ミュージアム開館記念および親鸞聖人750回大遠忌法要記念展(「釈尊と親鸞」〈仮題〉)を開催する予定である。

※参考
 龍谷ミュージアム http://www.ryukoku.ac.jp/museum.html

▼本件に関する問い合わせ先
 龍谷ミュージアム事務部
 TEL: 075-645-2335

1572 セラミック製ルーバーによる簾は縦6m×幅35m

1573 龍谷ミュージアム外観

1575 竣工式の様子(理事長式辞)

1580 展示室は合計約1000平方メートル

1579 開館は2011年4月初旬を予定

1576 収蔵庫公開の様子

1578 イロハモミジを配した中庭