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法政大学大学院が2011年度から芥川賞作家の絲山秋子氏を客員教授に招聘

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法政大学大学院 人文科学研究科日本文学専攻では、2011年度より修士課程に新設する「文芸創作研究プログラム」に芥川賞作家の絲山秋子氏を客員教授として招聘する。

 法政大学大学院 人文科学研究科日本文学専攻では、2011年度より修士課程に新設する「文芸創作研究プログラム」に芥川賞作家の絲山秋子氏を客員教授として招聘する。
 
 法政大学では、現在大学院改革を進めている。2011年度より修士課程に新設される「文芸創作研究プログラム」は、文芸作品(小説、詩歌、評論、戯曲)が、社会に提供され評価される仕組みを「社会と表現」、「編集理論」などの講座で学ぶ。また「文芸創作研究」、「作家特殊研究」では、文芸創作そのものについて学ぶ体系だったカリキュラムが構築され、実作を通じ創造的な表現を学ぶことを可能にしている。
 時代に相応しい新鮮な感受性と新たな精神が生み出される過程を社会の中の文芸作品という視点でとらえ、広い視野から文化を構築できる専門的知識をも身につけられる魅力をも持っていることも大きな特長だ。

 担当教員は、中沢けい教授(小説家 野間文芸新人賞など受賞)、藤村耕治准教授(日本近・現代文学研究)、田中和生准教授(文芸評論、三田文学新人賞選考委員、群像新人文学賞選考委員)、川村湊教授(文芸評論、読売文学賞などを受賞。但し2011年度休講予定)らに加え、講師として「編集理論」に文芸編集者の長谷川郁夫氏(芸術選奨文部科学大臣賞など受賞。大阪芸術大学教授)、「表現と社会」に講談社文芸局長の内藤裕之氏を迎えている。新たに「文芸と視聴覚芸術」は石塚純一氏(平凡社「世界大百科事典編集者 札幌大学教授)を講師に予定。さらに、「作家特殊研究」には芥川賞作家の絲山秋子氏を客員教授として招聘し、錚々たる教授陣が指導にあたる。

 法政大学では、すでに学部レベルで文芸コースを創設し大きな成果をあげているが、当プログラムはこの上級コースとして位置づけられる。

【絲山秋子氏客員教授の略歴】
 早稲田大学政治経済学部卒。2003年「イッツ・オンリー・トーク」で第96回文學界新人賞を受賞してデビュー。2004年「袋小路の男」で第30回川端康成文学賞、2005年「海の仙人」で第55回芸術選奨文部科学大臣新人賞、2006年「沖で待つ」で第134回芥川賞を受賞した。他の作品に「逃亡くそたわけ」「スモールトーク」「ニート」「エスケイプ/アブセント」「ダーティ・ワーク」「ラジ&ピース」「ばかもの」などがある、気鋭の小説家。

▼本件に関する問い合わせ先
 法政大学大学院事務部
 TEL: 03-5228-0554
 法政大学大学院ホームページ: http://www.hosei.ac.jp/gs/