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茂山千三郎先生指導のもと、学生が狂言を披露――聖学院大学が日本文化学科特別講座「狂言祭」を開催

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聖学院大学(埼玉県上尾市)では11月10日(水)に、学生による狂言発表会を開催する。これは、狂言師である茂山千三郎先生が指導に携わっている専門科目「伝統芸能」での稽古の成果を発表するもので、今年で7回目。当日は、熱心に練習を重ねてきた学生たちが実際に衣装をまとい、舞台で「しびり」「蟹山伏」などの作品を演じる。入場無料、予約不要。

 「狂言」は、民衆に親しまれてきた最もシンプルな日本の伝統芸能である。そこには、人間の喜怒哀楽がユーモアたっぷりに凝縮されている。聖学院大学日本文化学科では、京都茂山狂言会の茂山千三郎氏指導のもと、狂言を実践的に学ぶ「伝統芸能」という授業を開設している。
 
 狂言を授業として取り入れている大学は全国でも非常に珍しいが、「伝統芸能」の授業では、狂言を「観る」だけでなく、実際に「演じる」ことを主眼として指導を行っている。
 まずは狂言を鑑賞して臨場感を味わい、教材に用いる台本の内容分析と解釈を学ぶ。次に構えや歩み、セリフ回し、謡、舞といった基礎演技を実技演習で身につけていく。さらに抑揚や感情表現、扇の使い方など独特の表現手法を学び、発表会では学生たちが実際に衣装をまとって舞台で作品を演じる。
 
 7回目を迎えた今年の狂言祭は11月10日(水)に開催。詳細は以下の通り。
 
◆狂言祭
【開催日時】
 11月10日(水) 11:00~12:30(開場:10:00)
【開催場所】
 聖学院大学体育館(埼玉県上尾市戸崎1-1)
【講師】
 茂山千三郎(京都茂山狂言会)
【内容】
 茂山千三郎氏の指導による学生の実演および茂山氏による解説と実演
 学生による演目  狂言「しびり」「蟹山伏」 小舞「府中」「福の神」
 特別演目 狂言「寝音曲」(茂山千三郎氏、鈴木実氏)
 
※外部の方にも公開しております。ふるってご参加ください。
 但し、学外の方の入場は、100名までとさせていただきます。
 事前予約不要・入場無料
【問い合わせ先】
 企画総務課 TEL: 048-781-0925
 
◆茂山千三郎氏プロフィール
 大蔵流狂言師 1964年9月4日生まれ。四世茂山千作の三男。父および祖父三世茂山千作、叔父二世茂山千之丞に師事。1967年『業平餅』の童で初舞台。1999年京都府文化奨励賞受賞。1980年より「花形狂言会」に加わり活動するほか、海外公演にも多数参加。また、ラジオのパーソナリティーやテレビのニュースキャスター、ミュージカル・オペラの演出・出演などでも幅広く活躍する。
 聖学院大学では2003年より非常勤講師として「伝統芸能」の科目を担当、学生に狂言の指導をしている。
 
●聖学院大学(学長:阿久戸光晴 住所:埼玉県上尾市戸崎1-1)
 1988年設立。大学は3学部6学科(政治経済/コミュニティ政策/欧米文化/日本文化/児童/人間福祉)のほか、大学院、総合研究所を有する。
 
▼本件に関する問い合わせ先
 聖学院大学広報企画部 広報課  担当:山下、栗原
 TEL: 048-780-1707
 FAX: 048-725--6891
 http://www.seigakuin.jp