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聖学院大学が、コミュニティ政策学科設立10周年記念講演会「憲法と資本主義の現在~『百年に一度の危機』のなかで考える~」を開催

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聖学院大学では11月17日(水)に、コミュニティ政策学科設立10周年記念講演会を開催。一橋大学名誉教授で全国憲法研究会元代表の杉原泰雄氏を招き、「憲法と資本主義の現在~『百年に一度の危機』のなかで考える~」と題した講演を実施する。当日は、「日本国憲法」が国民を守る「現代資本主義憲法」であることを再確認するとともに、長期にわたる経済不況と財政破綻などの「危機」への適格な対応策を共に考えていく。事前予約不要、入場無料。

 聖学院大学政治経済学部コミュニティ政策学科は、「地方分権の時代」という21世紀の新しい展開に対応する学科として、2000年度に開設された。新時代の地域社会の担い手、新しいコミュニティ形成に必要な基礎知識と基本精神、応用能力を持った有為な人材の養成に取り組むことを教育目標としている。
 
 11月17日(水)に開催されるコミュニティ政策学科設立10周年記念講演会では、一橋大学名誉教授で全国憲法研究会元代表の杉原泰雄氏を招き、「憲法と資本主義の現在~『百年に一度の危機』のなかで考える~」と題した講演を実施する。詳細は以下の通り。
 
◆コミュニティ政策学科設立10周年記念講演会
 私たちは、長期にわたる経済不況と財政破綻の状況下で企業倒産や未曾有の就職難、またそれに伴う生活の破綻や自死者の増大など人間存在の危機ともいうべき、「百年に一度の危機」の中にいる。何がその要因なのか。
 日本国憲法は、今回のように資本主義体制がしばしば国民の多数を塗炭の苦しみに追い込んできた状況から守る原理・制度を本来持つ現代資本主義憲法である。今や、このことを再確認して、「危機」への適格な対応策をともに考える時である。市場原理主義の世界化と軍拡を抑止し、「平和国家」と「社会国家」(福祉国家)の具体化をはかることが何よりも大事なことと思う。そのためには、中央政府の民主化と地方自治の強化が不可欠となる。危機のときにこそ大学とその学問の存在理由が問われている。
 
【開催日時】
 11月17日(水)11:00~12:30
【開催場所】
 聖学院大学チャペル(埼玉県上尾市戸崎1-1)
【講演テーマ】
 「憲法と資本主義の現在~『百年に一度の危機』のなかで考える~」
【講演者】
 杉原泰雄(一橋大学名誉教授)
【コーディネーター】
 阿久戸光晴(聖学院大学学長)
【問い合わせ先】
 聖学院大学 企画総務課( TEL: 048-781-0925 )
※外部の方にも公開しております。事前予約不要・入場無料
 
■杉原 泰雄(すぎはら やすお)氏プロフィール
 1930年生。一橋大学名誉教授。駿河台大学名誉教授。全国憲法研究会元代表。一橋大法学研究科博士課程修了(法学博士)。同法学部専任講師、助教授、教授を経て法学部長となる。この間、東京大学などで教鞭をとる。
 主著に『国民主権の研究』『人民主権の史的展開』『国民主権の史的展開』『平和憲法』(以上、岩波書店)、『憲法と国家論』(有斐閣)、『地方自治の憲法論』『憲法と資本主義』『憲法と資本主義の現在』(以上、剄草書房)がある。
 
●聖学院大学(学長:阿久戸光晴 住所:埼玉県上尾市戸崎1-1)
 1988年設立。大学は3学部6学科(政治経済/コミュニティ政策/欧米文化/日本文化/児童/人間福祉)のほか、大学院、総合研究所を有する。
 
▼本件に関する問い合わせ先
 聖学院大学 広報企画部 担当:山下、栗原
 TEL: 048-780-1707(ダイヤルイン)
 FAX: 048-725-6891
 E-mail: pr@seig.ac.jp 
 URL: http://www.seigakuin.jp