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2011年1月8日(土)、龍谷大学深草キャンパスにおいて、学生の呼び掛けにより国土交通省事務次官竹歳誠氏らを招き、学生主催シンポジウム「第2回 21世紀の景観とまちづくりサミット in 京都 景観法を活かしたこれからのまちづくり」を開催する。このシンポジウムは、同大法学部の学生有志が中心となり組織する「みらいの環境を支える龍谷プロジェクト」(略称:みらプロ)が企画、運営するものである。
本シンポジウムでは、国土交通省や文化庁、京都市、金沢市、芦屋市といった、景観まちづくりを行っている最前線の国家行政機関と地方自治体をお招きし、「21世紀のまちづくりや社会のあり方」について、学生、市民、行政とで徹底的に意見を交わし合う。
現在の日本は、人口減少や超高齢化社会、低成長時代に突入し、私たち学生も超就職氷河期の中で、将来への希望が持てない状況にある。このような時代だからこそ、未来の社会を担う私たち学生が、真剣に日本の未来について構想していく必要があると考える。
2004年の景観法施行から、まちづくりは行政に一手に任せるのではなく、景観のような地域の個性を活かし、市民、行政がともにより良い社会を築いていくことが全国で求められている。これを受けて、多くの地方自治体が景観まちづくりに取り組んでいる一方で、市民との協働はいかにすべきなのか、試行錯誤の途中にある。
とりわけ、先駆的な景観まちづくりに取り組んでいる京都市および金沢市、芦屋市においても、景観まちづくりの一定の成果を得られる一方で、課題や限界点も顕在化してきている。
こうした現状を踏まえ、龍谷大学では同シンポジウムにより、行政と市民・学生がまちづくりについて真剣に考える場を作り出し、社会のあり方を学生が行政に問いかける。
今後は、このシンポジウムで得た成果を活かし、次期統一地方選挙と国政選挙にむけて、「学生景観まちづくり提案」として各政党のマニフェストに組み入れてもらえるよう、景観まちづくりについて提案する予定。これをもとに、新たなシンポジウムの企画も進めていく予定である。
また、「京都発 大学からはじめるまちづくり 学生景観マスタープラン」(整備計画)を策定し、シンポジウムで集う他大学の学生も含めて、各大学のキャンパスごとにスポットを当て、大学生が足元からまちづくりに寄与する計画を予定している。
◆シンポジウム「第二回 21世紀の景観とまちづくりサミットin京都~景観法を活かしたこれからのまちづくり~」の概要
【開催日時】
2010年1月8日(土) 10:00~17:30
【開催場所】
龍谷大学深草キャンパス午前の部:21号館401教室(200名収容可能)
午後の部:3号館301号教室(700名収容可能)
【ゲスト】
基調講演:国土交通省 事務次官 竹歳 誠氏
パネルディスカッション:国土交通省 都市・地域整備局公園緑地景観課長 小林 昭氏
文化庁 文化財部記念物課文化的景観部門 技官 鈴木 地平氏
京都市都市計画局建築技術担当局長 兼 景観創生監 寺田 敏紀氏
金沢市 都市整備局景観政策課 西川 洋氏
金沢市 都市整備局景観政策課長補 仙石 正美氏
芦屋市 都市環境部主幹 東 実氏
(1)午前の部「景観まちづくり学生サミット」10:00~12:00
「景観まちづくり学生サミット」と題して、ワークショップ形式で行います。様々な大学の学生同士で、今までの調査を踏まえ景観まちづくりにおける課題について議論する「学生の、学生による、学生と社会のための学生サミット」です。ここででた学生の意見をまとめ、午後の部で学生提言として行政へぶつけます!
対象: 学生(参加自由)
※参加予定大学 京都大学、神戸大学、立命館大学、武庫川女子大学、東海大学、香川大学、龍谷大学(順不同)
(2)午後の部「シンポジウム」13:30~17:30
■基調講演:国土交通省事務次官 竹歳 誠氏
■パネルディスカッション
景観まちづくりの最前線でご活躍されている行政の方々と、午前の学生プレシンポジウムで出された意見を受けて、みらいのまちづくりのありかたについて直接、議論します。パネリストは国交省景観課長小林氏、文化庁、京都市、金沢市、芦屋市、学生代表(みらプロ他)を予定している。
今までなかった、国、地方自治体、市民、学生が真剣にまちづくりについて議論する場を作り出します!
▼本件に関する問い合わせ先
●みらいの環境を支える龍谷プロジェクト
TEL: 075-645-2061
● 龍谷大学 学長室(広報)
TEL: 075-645-7882
大学・学校情報 |
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大学・学校名 龍谷大学 |
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URL https://www.ryukoku.ac.jp |
住所 京都市伏見区深草塚本町67 |
龍谷大学は、1639年に京都・西本願寺に設けられた「学寮」に始まる10学部、1短期大学部、11研究科を擁する総合大学です。私たちは、「自省利他」を行動哲学として、地球規模で広がる課題に立ち向かい、社会の新しい可能性の追求に力を尽くしていきます。 |
学長(学校長) 安藤 徹 |