法政大学

株式会社内田洋行が法政大学の「理工系学部情報教育システム(edu2011)」においてユビキタス教育環境を構築

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株式会社内田洋行は、学校法人法政大学の学生の教育・学習環境の高度化を図るプロジェクト「理工系学部情報教育システム(edu2011)」において、これからの教育・学習スタイルに適したユビキタス環境を小金井キャンパスおよび市ケ谷キャンパスの市ヶ谷田町校舎で構築し、2011年4月1日より運用を開始する。

 株式会社内田洋行(本社:東京都中央区/代表取締役社長:柏原孝/以下、内田洋行)は、学校法人法政大学(以下、法政大学)の学生の教育・学習環境の高度化を図るプロジェクト「理工系学部情報教育システム(edu2011)」において、これからの教育・学習スタイルに適したユビキタス環境を小金井キャンパスおよび市ヶ谷キャンパス田町校舎で構築し、2011年4月1日より運用を開始する。

 法政大学では、1997年より主要キャンパスに情報センターを設置し、コンピュータ、マルチメディア、ネットワークの環境整備を進めてきた。その一環として工学部・デザイン工学部・理工学部・生命科学部および大学院工学研究科・システムデザイン研究科・デザイン工学研究科では、2007年より全学年・全学生へ、また情報科学部では創設年度の2000年より順次全学生にノートパソコン貸与を実施している。理工系学生の教育・学習環境をより高度にすることを目的とした次のステップとして、発展著しい高度情報化社会への対応や次世代ICT環境を強く意識した実験的教育および研究活動を実践する「理工系学部情報教育システム(edu2011)」を計画。この計画は、「ハードウェアからコンテンツ重視へ」をコンセプトに、いつでもどこでもICTによる教育・研究活動を可能にするものだ。また、e-Learning教材やWebコンテンツの積極的活用の推進などによって、学生を主体とした「新しい授業・学習スタイル」への転換をはかり、実践する。

 法政大学「理工系学部情報教育システム(edu2011)」に際して、内田洋行は、ユビキタス環境の構築及び運用・保守を行う。

■ユビキタス環境でこれからの教育・学習スタイルを実践
 法政大学「理工系学部情報教育システム(edu2011)」では、工学部・デザイン工学部・理工学部・生命科学部および大学院工学研究科・システムデザイン研究科・デザイン工学研究科で希望する全学生に無償で軽量・高スペックなノートパソコンを4年間で約9000台貸与する(2011年度導入は約5000台)。
 貸与ノートパソコンは、授業・自習、学内・学外でも活用することを想定しており、特に、ほぼ全学に設置されている無線LANアクセスポイントを活用することにより、学内でいつでもどこでもネットワークにアクセスができる。加えて、リモートアクセスシステムによって家庭や外出先などの学外でも、学内と同じくネットワーク、コンテンツを活用できる環境を整備し、学生の学習機会の拡大を進める。
 内田洋行では、ネットワークの設計、サーバ構築、パソコンの導入、運用・保守などのサポートを行う。

<工学部・デザイン工学部・理工学部・生命科学部および大学院工学研究科・システムデザイン研究科・デザイン工学研究科学生貸与ノートパソコン(2011年度導入の約5000台)の主な仕様>
「ThinkPad Edge11”」
CPU:Intel Core i3-380UM/メモリ:4GB/HDD:250GB
<情報科学部学生貸与ノートパソコン(2011年度新入生向け約200台)の主な仕様>
「Let’s Note S9キャンパスモデルの後継機種」
CPU:Intel Core i5-560M(2011年2月時点の最新CPUに変更予定)/メモリ:6GB/HDD:500GB

■新しい授業スタイルを試みる「Active Learning Studio(仮称)」の設置
 授業のためのユビキタス環境としては、市ケ谷キャンパスの市ヶ谷田町校舎に設置される「Active Learning Studio(仮称)」を設置します。これは、「調査」「対話」「まとめ」「発表」「議論」「展示」など、学生が主体となる多様な授業・学習スタイルに適応した教育空間で、教員・学生がノートパソコンやICTツールを最大限に活用できるようデザインされている。
 内田洋行では、さまざまなICTのツールを駆使できる空間をデザインし、フレキシブルな教育環境を整える。具体的には、ICTツールやモバイル端末を活用するだけでなく、プレゼンテーションボード、デスクなど、従来は据え付けられていたものも可動式にし、マルチスクリーンと無線LANによる利用目的に応じたコンテンツを投影する環境を提供する。それによって「ブレインストーミング」「グループミーティング」「リサーチ情報共有」「高精細コンテンツの活用」など、様々な教育・学習目的に対応できる学習空間を計画している。
 内田洋行では、教員や学生を中心にして、独自のユビキタスソリューション、空間デザインを用いて、これら授業・学習環境を統合的に構築する。

■内田洋行の教育への取り組み
 1910年(明治43年)創業。2010年に創業100周年を迎えた。教育・オフィス・情報の3分野を事業の柱とする。教育分野では、戦後まもない昭和23年より理化学機器を中心に学校教材販売を行いトップブランドに。1980年代には業界に先駆けて学校教育情報化を推進。2000年に入り、パソコン教室で行える語学演習装置「PC@LL(ピーシーアットエルエル)」や、ネットワークによるコンテンツ配信事業「EduMall(エデュモール)」など新ビジネスを立ち上げる一方、教育総合研究所を設置し、省庁から学校現場まで幅広く協同で教育研究を進め、学校教員向けコミュニティサイト「学びの場.com」(会員数約50000人)も運営する。近年では、ICT・デザイン・コンテンツを融合する「ユビキタス・プレイス(R)」の場づくりから、内田洋行大阪支店内に一斉学習や協働学習、プロジェクト型学習等の各場面で効果的なICT環境を実践的に検証する「フューチャークラスルーム」を設置、教育関係者との実証実験を進めている。
 ●URL: http://www.uchida.co.jp/

■学校法人 法政大学の概要
(1)所在地:東京都千代田区富士見2-17-1(市ケ谷キャンパス)、東京都町田市相原町4342(多摩キャンパス)、 東京都小金井市梶野町3-7-2(小金井キャンパス)
(2)設立:1880年9月
(3)総長:増田壽男
(4)学生数:27151名(平成22年5月1日現在)
(5)URL: http://www.hosei.ac.jp/

▼本件に関する問い合わせ先
 ●学校法人法政大学
  総合情報センター事務部小金井事務課:佐藤利史
  TEL: 042-387-6088
 
 ●株式会社内田洋行
  管理本部広報室:佐藤将一郎
  TEL: 03-3555-4072