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「ビブリオバトル」で本への愛着が急騰中――文教大学越谷図書館が「ビブリオバトル in 文教」の特別展示を開催中

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文教大学越谷図書館(埼玉県越谷市)では、教育学部の授業で実施した「ビブリオバトル」の様子をパネルで紹介する特別展示コーナーを、3月中旬まで設置する。「ビブリオバトル」で選ばれた「チャンプ本」12冊および、学生による紹介文を、発表した学生の顔写真つきで展示している。

 「ビブリオバトル」とは、知的書評合戦とも言われる書評発表会。複数人が集まり、一人ずつ5分程度で本を紹介し、その書評を聞いて読みたくなった本(以下チャンプ本)を投票するスポーツのような書評会である。4年ほど前に関西地方の大学で始まり、全国の大学に普及しつつある。

 今回、「ビブリオバトル in 文教」を開催したのは、教育学部の平正人専任講師。秋学期の一般教育科目「歴史学」の課題のひとつとして実施した。受講生300名の中から1次審査を通過した12名が、1人4分という持ち時間の中で、「私のお薦めする1冊」を紹介。その後、受講生全員による投票を行い、チャンプ本1冊が選ばれた。
 
 平正人専任講師は、「活字離れや電子書籍の普及が言われている中、“本を見つめなおすこと”をテーマに実施しました。今回の試みを通して、紙の本に対する愛着は、そう簡単には薄れるものではないと思いました。来年度も継続して行う予定です」と語る。
 一方、特別展示を行っている越谷図書館も、「図書館では展示開始以来、多くの学生たちが足をとめています。図書館にとっても学生がどんな本に興味を持っているかを知る機会といえます」と、展示への手ごたえを感じている。

▼本件に関する問い合わせ先
 文教大学学園 法人事務局広報マーケティング室
 東京都品川区旗の台3-2-17
 担当:小林・草薙
 TEL: 03-3783-5511

1995 「ビブリオバトル」特別展示コーナーの様子(文教大学越谷図書館)