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東北地方太平洋沖地震「防災缶(避難生活支援キット)」緊急支援合同プロジェクト――立命館大学

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立命館大学歴史都市防災研究センターでは、大規模災害時の被災者のストレスケアを目的として、全国に256万台以上あるとされる飲料水自動販売機に搭載可能な「防災缶 i BOUSAI(あいぼう)」の共同開発を高知大学の研究チームと共同で行ってまいりました。
「東北地方太平洋沖地震」の発生を受け、 緊急援助物資として「防災缶 i BOUSAI(あいぼう)」の4つのコンセプトのうち、「美」の防災缶を被災地へ届けることを決定致しました。

 東北地方太平洋沖地震による甚大な被害の実態が明らかになるにつれ、生存者の救助と食料、水の確保が最重要課題として、様々な取り組みがなされています。
 今後、長期化が予想される避難所や仮設住宅での生活における心のストレスが、被災者の心身の不調につながり、震災関連死などの重篤な状況が発生することが懸念されます。

 立命館大学歴史都市防災研究センターでは、大規模災害時の被災者のストレスケアを目的として、全国に256万台以上あるとされ る飲料水自動販売機に搭載可能な「防災缶 i BOUSAI(あいぼう)」の共同開発を高知大学の研究チームと共同で行ってまいりました。
 東北地方太平洋沖地震の発生を受け、 緊急援助物資として「防災缶 i BOUSAI(あいぼう)」の4つのコンセプトのうち、「美」の防災缶を被災地へ届けることを決定致しました。
 
 避難生活の中で、少しでも心の負担を軽減することが、人間・親子関係、共同・避難生活の知恵などあらゆる側面において「余裕」をもたらします。メンタルケアを必要とする被災者のみなさま、特に女性、お子さんの支援につながることを強く願います。

*防災缶の4つのコンセプト*
「美」 女性の安心缶:
エッセンシャルオイルやLEDライトなどが入っている。
女性が自分らしくいることを支援する。

「看」 カラダの安心缶:
止血用ガーゼやアルコール消毒綿などが入っている。
怪我をした際や、避難所に避難した後の体調管理を支援する。

「帰」 徒歩帰宅時の安心缶:
帰宅支援マップやカード型ラジオなどが入っている。
被災後、職場や学校から徒歩で帰宅する人たちを支援する。

「夜」 就寝時の安心缶:
厚手のソックスや居場所を知らせる笛などが入っている。
地震発生直後、家から脱出するまでの安全確保を支援する。

詳細はこちら:
http://www.rits-dmuch.jp/emergency_ibousai_pj.html