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聖徳大学言語文化研究所が本日3月31日、公開研究発表会を開催 ~山口博言語文化研究所長退職記念~

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聖徳大学言語文化研究所(学長:川並弘昭、所長:山口博)は本日3月31日、山口所長の退職を記念した公開研究発表会『西から東へ 古代文化回廊』を開催する。申込不要、当日先着順。入場無料。

◎聖徳大学言語文化研究所公開研究発表会(第135回)
 『西から東へ 古代文化回廊』
 ~山口博言語文化研究所長退職記念~

・講 師 : 山口 博(聖徳大学言語文化研究所長)
・日 時 : 平成23年3月31日(木)14:00~15:30
・会 場 : 聖徳大学10号館14階 (「松戸駅」東口徒歩1分)
・申 込 : 不要/当日先着順150名
・費 用 : 無料

【講師から一言】
 今、動乱のルツボの中にあるシリアで生まれたという西王母神話は中国で熟成し、銅鏡に描かれて海を渡り日本列島へ。犠牲馬の習俗や刳り抜き式木棺の埋葬儀礼を伴って伝播してきた遊牧民英雄神話の倭人化した姿がスサノオ。西アジアの若き神の御子のよみがえり伝説も日本神話の中に。広いユーラシア大陸の西から東へ文化が運ばれ、神話もまた運ばれました。国境を越え民族を越え、海を渡って日本列島に渡ってきたそのグローバル性に心惹かれませんか。現在、国際関係がギクシャクしているからこそ、余計そう感じるのかもしれません。残されている史料、考古遺物など、多くの民族の文化遺産に目配りしながら、「古代文化回廊」を描いてみています。今回はそのまとめの最終回になります。学問の領域を超える学際性、国家・民族にとらわれない国際性、そして現代とのかかわりで考える現代性、これが言語文化研究所の使命なのです。
 長い間、「ユーラシア文化の中の日本神話」の話を聞いてくださり、ありがとうございました。

▼本件に関する問い合わせ先
 聖徳大学言語文化研究所(知財戦略課)
 TEL: 047-365-1111(代)
 http://www.seitoku.ac.jp/kenkyujyo/gengo/