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工学院大学では、東日本大震災被災地支援活動として学生ボランティア34名が現地・気仙沼市内の避難所4カ所で被災者救援活動を展開。段ボールシェルターの設置をはじめ、段ボールならではの現地でのニーズに即応した必需品を作成・写真の再生など、ココロとモノの支援を行った。
2011年4月22日~25日にかけて、工学院大学ボランティア34名が横浜市の市民ボランティア団体と共に、気仙沼市内の避難所4ヶ所で、被災者救援活動を実施した。
これまで工学院大学では、提携校である東北福祉大学(仙台市)と神戸学院大学(神戸市)などと共に社会貢献学会の設立(本年3月)、建築学部の設立(本年4月)による教育研究の推進、新宿区・八王子市などの自治体や地域の住民・事業者と連携した減災セミナーや防災訓練の実施、など防災・減災に関する様々な地域貢献・社会貢献活動を行ってきた。また、この度の震災では、3月11日の震災当日に約700名の帰宅困難者を新宿キャンパス内に受け入れた他、原発問題や都市部の震災対策に関するセミナーを開催し、社会に対しての問題提起と問題解決への提言を行ってきた。
今回、被災地支援活動として「被災地のこどもを支援する神奈川市民の会実行委員会(総主事実行委員会委員長 田口努氏、横浜YMCA)」との連携により、4月22日(金)から25日(月)まで、気仙沼市4ヶ所で、全約60名のボランティア活動隊が、以下のような活動を行ってきた。
同大学生は、汚れてしまった写真の再生やカフェの運営、即席マッサージコーナーでのサービスの他、段ボールを使っての被災者のプライベート空間の演出・クローゼットや靴箱など、ココロとモノの整理に役立つさまざまな道具を作成した。段ボールは、実用的な側面を持つだけではなく、子供たちには遊び道具としても喜ばれるなど、現地の方たちの笑顔を演出できただけではなく、相手の立場で物事を考えることの重要性を学べたという意味でも学生の教育効果としても大きな成果があった。参加した学生は「これで終わりではなく、今後も継続してボランティア活動や震災復興に取り組んでいきたい」と、継続的な支援活動へ強い決意を固めた。
段ボールを使ったボランティア活動は、今年度、日本初の建築学部を開設した同大独自の取り組みである。
【期間】
2011年4月22日(金)から4月25日(月)
(現地活動は23日から25日)
【支援先】
宮城県気仙沼市の避難所
(総合体育館、松岩公民館、市立面瀬中学校、市立小原木中学校)
【主な活動内容】
1.段ボールシェルターの設置
2.段ボールを活用した工作・住環境改善(ついたて、ちゃぶ台、
タンス、物入れなど)
3.思い出守り隊(あなたの大切な写真を復元します)
4.被災者・支援者・子供たちとの交流
5.協力機関のご提供による支援物資の受け渡し
6.仮説更衣室及び仮設トイレの設置
7.喫茶「カフェ ヨコハマ」開設による温かな飲み物サービスと傾 聴活動
8.人形劇団「ひとみ座」による人形劇上演
9.「ちょいフォーマル」プロジェクト(フォーマル服の支援活動)
10.無線付きバイクによる安否の確認・生活用品の届けなど災害対 策本部支援
11.鍼灸師による被災者の心身ケア
12.現地でのニーズ状況の把握など
【参加機関】
工学院大学、被災地の子どもを支援する 神奈川市民の 会、他
【支援機関】
工学院大学後援会、株式会社優良住宅ローン、株式会社 住宅性能評価センター
【協力機関】
社会貢献学会、工学院大学・TKK助け合い連携センター、工学院大学・総合研究所・都市減災研究センター、大幸紙工(株)、株式会社中川パッケージ、新宿・エスティック情報ビル、三越診療所、(株)損害保険ジャパン、ユニバース開発(株)
◆ボランティア活動報告会「東日本大震災の経験をどういかす!」
【開催日時】
2011年5月21日(土)14:00~17:00
【開催場所】
工学院大学新宿キャンパス3階アーバンテックホール
※事前申込不要(当日、会場までお越しください)
▼本件に関する問い合わせ先
学校法人工学院大学 総合企画室
〒163-8677 東京都新宿区西新宿1-24-2
TEL: 03-3340-1498
FAX: 03-3340-1648
大学・学校情報 |
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大学・学校名 工学院大学 |
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URL https://www.kogakuin.ac.jp/ |
住所 東京都新宿区西新宿1-24-2 |
学長(学校長) 今村 保忠 |