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法政大学が「法政水」で震災支援活動――学生の発案により1本あたり10円を寄付

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株式会社エイチ・ユー(法政大学の子会社)は、学生の発案によりキャンパス内で販売している自動販売機の売り上げの一部を「法政大学東日本地震義援金(被災された方への支援)」および「東日本大震災被災学生支援募金(本学の被災学生支援)」へ寄付をすることとした。

 具体的には、6月1日(水)から法政大学3キャンパス(市ケ谷・多摩・小金井)内に設置されている、合計32台の自動販売機で販売しているオリジナルミネラルウォーター「法政水」を、従来の1本80円から90円へと10円値上げし、値上げ分を「法政大学東日本地震義援金」と「東日本大震災被災学生支援募金」へそれぞれ半分ずつ寄付するというもの。
 
 発案者は、木村拓也さん(法学部3年)、小野結理さん(文学部3年)、村山航太さん(経営学部3年)の3人で、ともに法政大学自主マスコミ講座(マスコミ業界を志望する学生ための講座)に所属する学生である。

 3人の学生は、自分達自身も含めて「東日本大震災から、“はや”2カ月半」という意識が広まる中、改めて「被災者の方々にとって、この2カ月半はどれほどの長さだったのだろうか」「きっと自分達にもできることがあるはず」と模索し、同じ自主マスコミ講座の仲間を含め、多くの学友も体験した震災に対し、被災地の復興に向けて「小さいけれど、長いお手伝いが出来ないか」との思いから、同大の事業室(自販機管理部局)へ今回の試みを提案。大学側も快諾し、(株)エイチ・ユーへ協力を依頼。実施することとなった。

 今回の試みは、一時的な試みではなく、今後毎年継続して「法政水」の売り上げの一部を寄付していく。現役の学生、教職員だけでなく、同大の未来の学生達にも協力してもらい、継続して被災地への支援を続けることを目的としたものである。