立正大学

「震災を考えよう~私たちにできること~」立正大学社会福祉学部ボランティアセンターが6月28日に第1回「ボランティア講座」を開催

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立正大学社会福祉学部ボランティアセンターでは6月28日(火)に、第1回「ボランティア講座」を開催する。これは、被災地でのボランティアに参加した学生や、専門職として被災者にかかわった経験をもつ教職員を集め、「震災」や「震災ボランティア」について考えるというもの。震災の記憶を風化させないためにも、被災地・被災者に対していま何ができるのかを考え、被災地の現状と復興への道のりについて理解を深めていく。

 立正大学社会福祉学部ボランティア活動推進センターは、ボランティアを希望する学生とボランティア先との橋渡しの役割を担っており、運営は学生スタッフが中心となって行っている。これまでにも福祉施設や病院、学校、NPOなど、地域のさまざまな機関からたくさんのボランティア情報が寄せられ、多くの学生がセンターを訪れている。

 東日本大震災があった直後には、同センターに「ボランティアとして被災地で支援を行いたい」という学生が多数訪れたことから、同センター、大学事務局および立正中学・高校が協力し、気仙沼を活動拠点として学生を被災地に送り込むための準備が整えられ、4月下旬「立正大学東日本大震災ボランティア」として学生を募ることとなった。宿泊施設および交通手段に限りがあったため21名の学生が確定し、4月30日~5月3日の4日間、同センターと大学のバックアップのもと、宮城県気仙沼市において現地支援を目的としたボランティア活動を行った。

 今回、学生らが受託した任務の一つが、南気仙沼小学校内に堆積した泥をスコップでかき出す作業だった。大量の泥と漂着物には腐敗した魚も含まれていたため、異臭が漂う厳しい状況での作業となったが、学生らは泥を懸命に排除。その活動ぶりは、現地のボランティアセンターの担当者が驚くほどであった。作業後、メンバーは被害が最も大きかった海岸の地域へ行き、仏教学部の学生がお経を上げる中、メンバー全員で手を合わせ、亡くなった人々の冥福を祈った。翌日は市内にある民家の側溝の泥かきを行い、その後は岩手県陸前高田市を訪問し、メンバー全員で祈りを捧げた。

 こうした中、同センターでは6月28日(火)に、被災地でのボランティアに参加した学生や、専門職として被災者にかかわった経験をもつ教職員を集め、「震災」や「震災ボランティア」について考えるイベントを開催することとなった。震災の記憶を風化させないためにも、被災地・被災者に対していま何ができるのかを考え、被災地の現状と復興への道のりについて本学の学生を対象に講座を開催し理解を深めていく。詳細は以下の通り。

◆立正大学社会福祉学部ボランティアセンター主催 平成23年度・第1回「ボランティア講座」
【テーマ】
 「震災を考えよう ~私たちにできること~」
【開催日時】
 平成23年6月28日(火) 14:30~16:00
【開催場所】
 熊谷キャンパス アカデミックキューブ・A201教室
【内容】
 ●講演「被災者の心のケアについて」
  村尾泰弘(人間福祉学科教授)
 ●「立正大学震災ボランティアの報告と被災者支援について」
  金子充(ボランティアセンター長)
 ●「気仙沼の震災ボランティアに参加して」
  酒井冴子(社会福祉学科4年生)
 ●「ボランティアの心構えについて」
  清水海隆(社会福祉学科教授)

※同センターでは8月下旬もしくは9月上旬にも「立正大学震災ボランティア@気仙沼」を企画している。同大から気仙沼までバスで向かい、現地でさまざまなボランティア活動を行う予定。

■立正大学(りっしょうだいがく)
 ・学長:山崎和海(やまざき かずみ)
 ・2012年に開校140年を迎える。8学部15学科、7研究科、9研究機関の総合大学。
 ・大崎キャンパス:東京都品川区大崎4‐2‐16
             仏教学部/文学部/経済学部/経営学部/心理学部
             文学研究科/経済研究科/経営研究科/心理学研究科
 ・熊谷キャンパス:埼玉県熊谷万吉1700
             法学部/社会福祉学部/地球環境科学部
             法学研究科/社会福祉学研究科/地球環境科学研究科

▼本件に関する問い合わせ先
 立正大学 学長室政策広報課
 東京都品川区大崎4-2-16
 TEL: 03-3492-5250
 FAX: 03-5487-3340
 E-mail: ppi@ris.ac.jp
 URL: http://www.ris.ac.jp/