工学院大学

工学院大学が2012年度入試で、東日本大震災の被災者または主たる家計維持者が原発事故で被災した受験生・入学者に対し、受験料・学費の免除を実施――2012年度入試志願者に対する特例措置

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工学院大学は、東日本大震災及び東京電力福島第1原発で発生した事故により被災した受験生への経済的支援策として、入学検定料(受験料)の全額免除、入学者に対して学費の全額免除・半額免除の実施を決定した。

 工学院大学は、大震災及び原発事故で被災した受験生の大学進学における経済的支援策として、2011年度入学者に対しても入学手続期間の延長や学費減免の支援を行ってきたが、2012年度入試からは東日本大震災に加え、福島第1原子力発電者事故に伴う被災者支援を以下の通り行うことを決定した。

◆特例措置について
 1.この特例措置を受ける者は、本学学部、大学院の受験者または入学者であることを要する。
 2.この特例措置を受けることのできる者は、本人又は学費支弁者が東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)に係る災害救助法適用地域の被災世帯の者であることを要する。(ただし、東京都は除く)また、東京電力株式会社福島第一原子力発電所で発生した事故による警戒区域又は計画的避難区域に学費支弁者が居住し,避難した者についても同様とする。
 3.この特例措置を受ける者は、「罹災証明書(またはその写し)」を提出することを要する。ただし、受験料減免については、「罹災証明書(またはその写し)」は不要とし、本人または家計支持者が当該地区に居住している(していた)ことを証明するもの(住民票など)を提出することで、減免措置を講ずる。
 4.入学者の学費免除の承認には「特例措置申請書(本学所定の用紙)」及び「罹災証明書(またはその写し)」を提出することを要する。
 5.特例措置の承認は、「特例措置申請書」に基づき主任教授会議または大学院運営委員会が審査の上、決定する。
 6.この特例措置は、2011年6月1日から2012年3月25日までの措置とする。

◆特例措置の内容
 1.入学検定料(受験料)免除の対応【入学志願者対象】
  ◎学部の推薦入試、編入学、特別入試、一般入試、大学入試センター試験利用の入学検定料を全額免除
  ◎大学院の6月、9月、2月入試の入学検定料を全額免除

 2.学費免除の対応【入学者対象】
  ◎家計支持者の死亡
   平成24年度1年間学費相当額全額免除
   (入学金を除く授業料、実験実習料、施設設備料)
  ◎家屋の全壊
   平成24年度1年間学費相当額全額免除
   (入学金を除く授業料、実験実習料、施設設備料)
  ◎家屋の半壊
   平成24年度1年間学費相当額半額免除
   (入学金を除く授業料、実験実習料、施設設備料)
  ◎主たる家計維持者が、福島原子力発電所の事故に伴う避難指示または避難勧告等により、所有する自宅家屋を長期にわたって使用できない場合
   平成24年度1年間学費相当額半額免除
   (入学金を除く授業料、実験実習料、施設設備料)

▼本件に関する問い合わせ先
 工学院大学 アドミッションセンター
 TEL: 03-3340-0130