上智大学

大学で行っている実験を一日体験してみませんか――上智大学が7月30日に第2回「女子高校生のためのSophia実験教室」を開催

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上智大学では昨年に引き続き、女子高校生を対象に理工学部教員および学生による理科実験教室を開催する。この実験教室を通じて、実験の楽しさを知っていただくとともに、同大理工学部の紹介や研究者との交流から理系の道をイメージしやすくなることを期待し、次世代育成に貢献することを目指している。

 上智大学では、平成21年度文部科学省科学技術振興調整費「女性研究者支援モデル育成」事業において、「グローバル社会に対する女性研究者支援」が採択された。このプロジェクトは、広くグローバル社会で活躍する女性研究者の育成・輩出のために、キャリア形成支援、ワークライフバランスに配慮した研究環境の整備、意識啓発等に取組んでいる。

 このたびは、プロジェクトの一環である次世代育成支援として、2010年度実施に引き続き、女子高校生を対象に同大の理工学部教員および学生による理科実験教室を開催する。この実験教室を通じて、実験の楽しさを知っていただくとともに、本学理工学部の紹介や研究者との交流から理系の道をイメージしやすくなることを期待し、次世代育成に貢献することを目指している。

【主催】
 上智大学女性研究者支援事務局
【共催】
 上智大学入学センター・課程センター・学院改革推進室
【開催日時】
 2011年7月30日(土)
 ●午前の部 10:00~12:00(受付 9:30~)
 ●午後の部 13:30~15:30(受付13:00~)
※午前と午後は同一内容です。申し込みの際に、午前か午後のどちらかを選択し、お申し込みください。申し込み状況により、調整もしくは参加できない場合がありますのでご了承ください。
【開催場所】
 上智大学四ツ谷キャンパス 3号館1階3-123教室(集合)
 (〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1)
【対象】
 理系に興味・関心のある女子高校生 50名程度(各回25名前後)
【申し込み方法】
 参加費は無料です。各学校の担当の先生を通して、上智大学女性研究者支援事務局までお申込みください。
【必要事項】
 ・参加希望者の氏名・学年
 ・希望する回(午前/午後のどちらかを選択)
 ※どちらの回でも参加可能な場合は、第一希望の回及びどちらでも参加可能であることをご連絡ください。
【申し込み期限】
 2011年7月22日(金)申し込み順(定員になり次第、申込み締切り)
【実施内容】
 下記の4つのテーマの実験を実施します。
 会場にはテーマごとにブースを設置し、各ブースで研究者と一緒に1回あたり15分程度の実験を行っていただき、すべての実験ブースを回っていただく予定です。また、理工学部のことや大学生活等について直接本学学生に質問できるブースも設けます。

(1) 3Dで生命の不思議を体験しよう
  担当:近藤 次郎先生(物質生命理工学科)
 最近流行っている3D映画を見るためには特殊なメガネが必要ですが、メガネを必要としない「裸眼立体視」という方法もあります。この方法を使えば、自分でデジカメやケータイで写真を撮って3Dで鑑賞することができます。平面のものが立体に見える原理、2種類の裸眼立体視の方法(平行法・交差法)、立体写真の作り方などを紹介します。そして、この方法を使ってわれわれの研究室で明らかにしたDNAや抗生物質の立体構造を鑑賞してもらいます。

(2) 色の変化をみてみよう-呈色反応と振動反応―
  担当:橋本 剛先生(物質生命理工学科)
 化学の「化」は変化の「化」です。化学反応による変化の確認には様々な装置や手法が用いられますが、最も簡便かつ鋭敏なもののひとつが「色の変化」です。今回は、ヨウ素-でんぷん反応を用いたビタミンCの検出試験(呈色反応)と、複数の反応が循環しながら進行することで色が変わり続ける現象(振動反応)を体験していただきます。

(3) コンピュータはもっと楽しくもっと便利に~Computer Human Interactionの世界~
 担当:矢入 郁子先生(情報理工学科)
 タッチパネルを通した「人とコンピュータとのやりとり=Computer Human Interaction」に注目して、「目が不自由な人が、目が不自由でない人たちとも一緒にタッチパネルの機器を楽しく使うことができる」、そんな技術の開発を目指しています。今回は、アイマスクを付けて、神経衰弱、図形当て、地図のなかのアイコン探しなどをしてみませんか。一緒に未来のもっと楽しい、もっと便利なコンピュータについて考えてみましょう。

(4) 虹を作ろう
 担当:黒江 晴彦先生(機能創造理工学科)
 さまざまな色の光を組み合わせると、太陽の光のような、白い光になることはよく知られています。太陽の光が空気中の水滴により分解されたものが虹であることも皆さんご存知かと思います。
今回の実験では、人工的な虹を作り出すための簡易型の分光器を使って、身近な光を分光しようと思います。身近な白い光はいったいどんな色に分かれるでしょうか?

【その他】
 当日、白衣と保護メガネの貸出あり
 参加者の保険加入あり

▼本件に関する問い合わせ・申し込み先
 上智大学女性研究者支援事務局
 〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1(10号館10-315室)
 TEL/FAX: 03-3238-4052 
 E-mail:  wrsswg@sophia.ac.jp
 URL: http://www.erp.sophia.ac.jp/Projects/wrsupport