法政大学

低学年生が低学年生のキャリア形成を支援する就業力育成プログラム「dクラス」が本格始動――法政大学

大学ニュース  /  キャリア就職

  • ★Twitter
  • ★Google+
  • ★Hatena::Bookmark

法政大学では文科省の就業力GPの一環として、(株)CDLキャリアデザイン研究所(人材教育コンサルタント)の協力を得て、今年度より自立型人材の育成と就業力の向上を目的とする、低学年向け参加実践型プロジェクト「dクラス」を発足させ、このたび本格的な活動を始めた。

 「dクラス」とは、学生が低学年から社会における自らの役割を探求し、創造するワークショッププロジェクトである。「dokutoku(独特)」「different(違った)」「diversity(多様性)」の「3つのd」を理念におき、「dクラス」とした。指導者を置かずに、自らワークショップを企画し、自ら動く事で、1、2年生のうちに社会を知り、自分の理想の生き方や強みを分析、自覚する事を目標として活動している。学生メンバーはすべて1年生で構成されている。

 現在、運営コアメンバー(16人)の選抜を終え、リーダー育成プログラムを実施中である。あわせて運営パートナー(50人)の育成も始めており、すでにこれまで2回のワークショップ(写真家・ハービー・山口氏を招いてのトークセッションなど)を開催した。今後は一般学生を巻き込むワークショップを順次実施予定である。

 dクラスのプロデューサーを務める深井次郎氏(コミュニケーションディレクター)は「さまざまなものを見て、自分の価値観を養って欲しい。与えられたものを“選ぶ”のではなく“創る”人材に育って欲しい」、同ディレクターの齋藤尚志氏(CDLキャリアデザイン研究所・代表取締役)は「経験と出会いが何より重要です。それが学生自ら企画できるネットワークにつながる」と話している。
 また、運営コアメンバーの渡邊令奈さん(経営学部1年)は「大学の外にも積極的に出ていって、さまざまな企業や職業の方と接してみたいです」、同じく白須洸奈さん(キャリアデザイン学部1年)は「いろいろな世界を見て価値観を広げたいです」と抱負を語った。

 同大キャリアセンターの担当者(大高美由紀主任)は、「キャリアセンターに来る多くの学生は3、4年生ですので、1年生から継続に関わる事ができるこの取り組みは私自身も大いに刺激になっている。「dクラス」がきっかけとなってキャリア研究意識が高まれば」と今後の展開に期待を寄せている。

 なお、運営メンバーのミーティングは毎週木曜日5限(16:50~18:20)に行っている。

▼本件に関する問い合わせ先
 法政大学 キャリアセンター
 (sクラス事務局長)(担当:大高)
 TEL: 03-3264-5072
 FAX: 03-3264-4036