日本工業大学

日本工業大学が東日本大震災の被災地の工業高校に、3次元CADソフトをインストールした中古パソコンを無償で提供

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日本工業大学は9月より、東日本大震災被災地の高校を対象に、中古パソコンの無償提供を開始する。これらの中古パソコンは、学生のボランティアによって3次元CAD(※)ソフトがインストールされた状態で発送される。被災地の高校における学習環境復旧とともに、3次元CADの修得を通じた「ものづくり」への興味喚起を目指し、支援を行っていく。

 日本工業大学(学長:柳澤 章、埼玉県宮代町)は9月より、東日本大震災の被災地の高校を対象に、中古パソコンの無償提供を開始する。
 これらの中古パソコンは、クボタシステム等の企業でリースアップしたパソコンを同大が譲り受けたもので、希望する高校を募り、送料負担のうえ発送している。今回の支援は機械工学科の長坂保美教授による発案で、同大が主催する高校生を対象とした「3D-CADプロダクトデザインコンテスト」の参加校が今回の震災で学習環境を失ったことを受け、少しでも手助けすることができないか、という思いで協力企業に呼びかけたのがきっかけである。

 このような経緯から、これらの中古パソコンは、学生ボランティアによって3次元CADソフトウェアがインストールされた状態で発送される。被災地域の高校における学習環境復旧とともに、3次元CADの修得を通じた「ものづくり」への興味喚起を目指し、支援を行っていく。

8月5日現在、提供を予定している数量は下記の通り。
パソコン本体 合計127台
モニター   合計132台(19インチ25台、17インチ107台)

【配布予定先】
 岩手県立大船渡東高等学校 20台 9月に発送予定  
 宮城県気仙沼向洋高等学校 50台 11月に発送予定
 宮城県石巻工業高等学校  22台 発送時期未定  
 福島県立小高工業高等学校 20台 9月に発送予定

※3次元CAD:コンピュータを用いて設計作業を支援する3次元システム

●関連リンク
 3D-CADプロダクトデザインコンテスト
 http://leo.nit.ac.jp/~nagasaka/pd-contest/index.html

▼本件に関する問い合わせ先
 日本工業大学 機械工学科 長坂保美
 TEL:  0480-33-7619
 E-mail:  nagasaka@nit.ac.jp

2400 部屋いっぱいに集められた中古パソコンとモニター

2401 インストール作業を行う学生ボランティア