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北里大学海洋生命科学部が理化学研究所オミックス基盤研究領域と研究協定を締結―水生生物のゲノム遺伝子解析促進に向けて―

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北里大学海洋生命科学部は、独立行政法人理化学研究所オミックス基盤研究領域と水生生物のゲノム遺伝子解析分野で協力体制を構築するため、学術交流協定を締結した。今後、共同研究の実施や科学技術情報の交換、研究者の交流活動を拡充していく。

 北里大学(柴忠義学長)海洋生命科学部(緒方武比古学部長)は、独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)オミックス基盤研究領域(理研OSC、林崎良英領域長)と水生生物のゲノム遺伝子解析分野で協力体制を構築するため、学術交流協定を締結した。2011年9月28日、東京都千代田区内幸町の理化学研究所東京連絡事務所にて、緒方武比古学部長と林崎良英領域長らが出席し、協定書に調印。今後は個別の研究テーマを目的とした共同研究の実施など本格的な活動を開始する。

 北里大学は、岩手県大船渡市の越喜来半島の高台に三陸キャンパスを擁し、海洋生命科学部を中心に海洋生物資源の確保と高度有効利用や沿岸海洋環境の保全に関する教育・研究に取り組んできた。2011年3月11日の東日本大震災の影響を受けて、海洋生命科学部は今後5年間、三陸キャンパスから教育・研究の場を相模原キャンパス(神奈川県相模原市)に移さざるを得なくなった。

 震災後の2011年3月30日から、いち早く被災地の学生の受け入れを表明している理研OSCは、北里大学三陸キャンパスの被災状況を知り、移転後の海洋生命科学部との研究協力及び同大学の学生の受け入れなどを提案。これを受け、両者で意見交換した結果、水生生物の遺伝子解析に関する共同研究を開始すること、及び7月から同研究室の学生を理研OSCに受け入れることで合意、2013年3月までの研究協定を締結することになった。
 これまで接点が無かった両研究機関が震災を契機に新しい研究協力体制を築くことになり、この研究協定を通して科学技術情報の交換や研究者の交流活動を拡充していく。
                                                      以上

▼本件に関する問い合わせ先
 ●北里大学海洋生命科学部 
  海洋生命科学部事務室 総務課
  〒252-0373 神奈川県相模原市南区北里1-15-1
  TEL:  042-778-7905
  FAX:  042-778-5010
 
 ●独立行政法人理化学研究所
  オミックス基盤研究領域 広報チーム
  TEL: 045-503-9222
  FAX: 045-503-9216
 
 ●横浜研究推進部 企画課
  TEL:  045-503-9117
  FAX:  045-503-9113

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