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旧日本陸軍研究施設・登戸研究所を中心に、アジア太平洋戦争末期に開発された「風船爆弾」の足跡をたどる企画展「風船爆弾の風景2011 ―風船爆弾の『現場』から今をみつめる―」が10月26日(水)から12月17日(土)まで、「明治大学平和教育登戸研究所資料館(※)」(川崎市多摩区、生田キャンパス内)で開催される。入館無料。
~アジア太平洋戦争末期に開発された風船爆弾の足跡たどる~
和紙とこんにゃく糊(のり)から造られる風船爆弾はその名の通り、動力を持たない気球を風に乗せて敵地へと放つのが特徴である。太平洋戦争の末期、アメリカ本土を直接攻撃する「決戦兵器」として登戸研究所を中心に開発が行われ、1944年秋から45年春にかけて放たれた。
風船爆弾を放つにあたっては、千葉・茨城・福島の3カ所に放球基地が設置されたほか、搭載が計画されていた生物兵器の開発・実験は、当時ワクチン開発の研究所が置かれていた釜山(現:大韓民国)を中心に行われるなど、広範囲にわたって多くの人々がこの計画に関わった。
今回の企画展は、国内や大韓民国など各地に残る風船爆弾の「現場」を写真約30点でたどることでこの兵器を振り返り、社会と科学との関係を見つめ直す機会とすることが狙い。詳細は以下の通り。
◆企画展「風船爆弾の風景2011 ―風船爆弾の『現場』から今をみつめる―」
《開催日時》 2011年10月26日(水)~12月17日(土)
開館時間:午前10時~午後4時 ※入館無料
休館日:日曜~火曜(団体見学事前予約の場合は日曜開館)
《開催会場》 明治大学生田キャンパス内 「明治大学平和教育登戸研究所資料館」
(川崎市多摩区東三田1-1-1 TEL: 044-934-7993)
《アクセス》 小田急線生田駅南口より徒歩10分(途中約70メートル急坂あり)
小田急線向ヶ丘遊園駅北口より小田急バス「明大正門前行」終点下車
※明治大学平和教育登戸研究所資料館:
旧日本陸軍「登戸研究所」(正式名称:第九陸軍技術研究所)の研究施設であった建物を改装し、2010年3月に開館。日本軍の研究施設をそのまま利用したミュージアムは、全国唯一とされている。
▼本件に関する問い合わせ先
明治大学 広報課
担当: 西川
TEL: 03-3296-4082(広報課直通)
大学・学校情報 |
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大学・学校名 明治大学 |
URL https://www.meiji.ac.jp/ |
住所 東京都千代田区神田駿河台1-1 |
学長(学校長) 上野 正雄 |