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横浜市立大学がSATREPS市民フォーラム「アフガニスタン国際復興支援に向けた人材の育成とコムギの里帰り」を開催

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横浜市立大学では11月23日(水・祝)に、関係諸機関とのネットワークによるアフガニスタン復興支援活動について、市民に理解を深めてもらうため「食造り・人造り」などをテーマした市民フォーラムを開催する。このフォーラムでは、同大が取り組んでいる「地球規模課題対応国際科学技術協力事業―SATREPS」の活動とアフガニスタンの現状を伝えることを目的とし、映画上映会や講演、パネルディスカッションを行う。

 横浜市立大学の木原生物学研究所では、1955年に木原均博士が探索したアフガニスタン等のコムギ遺伝資源を保存しており、遺伝資源の有効活用とゲノム科学の研究が行われている。これまでの研究成果を活用すべく、本学の「コムギの里帰り-持続的食糧生産のためのコムギ育種開発プロジェクト」が2010年度に国家的国際貢献プロジェクトであるSATREPS(※1)に採択された。

 このプロジェクトでは、厳しい自然条件を持ち、内戦後復興途中にあるアフガニスタンの持続的食糧生産を目指す育種素材・育種技術の開発や、自国のコムギ品種改良を支える若手研究者の育成等を通じて支援している。

※1 SATREPS(Science and Technology Research Partnership for Sustainable Development)とは?
 JST(独立行政法人科学技術振興機構)とJICA(独立行政法人国際協力機構)が共同で実施している3~5年間の研究プログラム。一国や一地域だけで解決することが困難であり、国際社会が共同で取り組むことが求められている地球規模課題解決のために日本と開発途上国の研究者が共同で研究を行う。環境・エネルギー(気候変動領域、低炭素社会他)、生物資源、防災、感染症の分野について、2008年よりプロジェクトを募集・選考し、2011年度までに世界33カ国60プロジェクトを実施中。


◆プログラム概要 ※同時通訳あり
【開催日時】
 2011年11月23日(水・祝)10時00分~17時30分
 (プログラムの詳細は別紙参照)
【会場】
 横浜市立大学 金沢八景キャンパス シーガルホール
 (横浜市金沢区瀬戸22-2)
【主な講演者】
 ●S・A・ラザック・ルックマン(駐日アフガニスタン大使館 一等書記官)
 ●岡谷 重雄(JST地球規模課題国際協力室 室長)
 ●熊代 輝義(JICA 農村開発部長)
 ●前野 休明(JICA国立農業試験場再建プロジェクトリーダー)
 ●谷口 和繁(世界銀行駐日特別大使)
 ●マフムード・オスマンザイ(JICAアフガニスタン事務所コンサルタント)
 ●内海 成治(大阪大学名誉教授、お茶の水女子大学客員教授)
【後援】
 文部科学省(予定)、JICA(国際協力機構)、JST(科学技術振興機構)、国連WFP協会、世界銀行東京事務所、駐日アフガニスタン大使館、横浜市政策局   

*取材については11月21日(月)までにお申し込みください。
 学術企画課 国際化推進担当
 TEL: 045-787-8945
 FAX: 045-787-8907
 E-mail: kokusai@yokohama-cu.ac.jp

▼本件に関する問い合わせ先
 横浜市立大学 学術企画課
 TEL: 045-787-2421