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明治大学や各国研究機関が水資源の保全と地球温暖化対策を目的に「アジア節水会議」を設立―12/17に設立会議とシンポを開催

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地球温暖化対策や水資源の保全・有効利用が世界やアジアで喫緊の課題となるなか、「明治大学新給排水システム研究所」(所長:坂上恭助理工学部教授)を中心に、アジア各国の研究機関が課題解決に向けて「アジア節水会議」を設立することとなった。12月17日(土)、明治大学紫紺館(東京都千代田区)で第1回会議(設立会議)とシンポジウムを開催する。

 エネルギー資源とは違い、水は代替のきかない有限かつ貴重な資源である。「節水」は極めて重要な課題であり、近年の節水機器の発展にも目覚ましいものがある。また、節水機器の普及により、2020年には日本のCO2排出量を1990年比で1%(水回り関連では25%)削減が可能とのシミュレーションもあり、節水は地球温暖化防止にも寄与する事が分かっている。

 今回設立される「アジア節水会議」は、日本のほか中国と韓国、台湾、中国香港の研究機関で構成され、「明治大学新給排水システム研究所」が会議の事務局、同研究所長の坂上恭助教授が代表幹事を務める。今回のシンポジウムは、各国の研究者たちがそれぞれの国の水事情などを語る。詳細は以下の通り。

◆「アジア節水会議」 第1回会議(設立会議)・第1回シンポジウム
【日時】
 2011年12月17日(土)  9:30~11:30(第1回会議)
                  13:00~17:30(第1回シンポジウム)
【会場】
 明治大学紫紺館 (東京都千代田区神田小川町3-22-14)
【シンポジウムのプログラム】
 司会: 飯尾昭彦(日本女子大学教授)
 挨拶: 坂本恒夫(明治大学副学長)
(1)主旨説明
 坂上恭助(明治大学理工学部教授、給排水設備研究会会長)
       アジア節水会議・代表幹事(日本代表)
(2)基調講演「日本における節水の位置づけ」
 国土交通省
(3)「日本での節水によるCO2削減ポテンシャル」
 清水康利(明治大学新給排水システム研究所客員研究員)
       アジア節水会議・日本会員
(4)「日本における環境予測関連研究」
 豊貞佳奈子(明治大学新給排水システム研究所客員研究員)
       アジア節水会議・日本会員
(5)「中国の水事情と節水の意義」
 趙锂(中国建築設計研究院副院長、中国建築学会給水排水分科会理事長)
       アジア節水会議・副代表幹事(中国代表)
(6)「韓国の水事情と節水の意義」
 李東勲(ソウル市立大学教授、韓国廃棄物学会副会長)
       アジア節水会議・幹事(韓国代表)
(7)「台湾の水事情と節水の意義」
 鄭政利(国立台湾科技大学教授、台湾トイレ協会会長)
       アジア節水会議・幹事(台湾代表)
(8)「香港の水事情と節水の意義」
 王寧添(香港理工大学准教授)
       アジア節水会議・幹事(中国香港代表)
(9)質疑討論
(10)総括と提言:坂上恭助

※シンポジウム終了後1時間半~2時間、同じ会場にて懇親会を開催
 挨拶:園田真理子(明治大学理工学部建築学科長)

【参考/一般の方のシンポジウム参加申し込みについて】
 <募集人数> シンポジウム: 100名、懇親会: 30名
 <参加費> A参加(シンポジウム参加): テキスト代として3,500円(学生は無料)
          B参加(シンポジウム+懇親会参加): 7,000円
 <申込方法>
 日本事務局(明治大学坂上研究室内)の下記メールアドレス2つ(※両方)に、
 以下の必要事項を記入したメールを送信  締め切り:12月16日(金)
  ◎メールアドレス: sakaue@isc.meiji.ac.jp / ce13062@meiji.ac.jp
  ◎送信タイトル: アジア節水会議シンポジウム申し込み
  ◎記載事項: (1)参加者氏名(2)参加者所属(会社名・部署等)と連絡先住所
             (3)参加者の連絡先電話番号とメールアドレス
             (4)参加タイプの別(A参加、B参加)

▼本件に関する問い合わせ先
 明治大学 広報課
 担当: 西川
 TEL: 03-3296-4082(広報課直通)

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