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聖学院大学欧米文化学科が1月11日に特別講演会「夢とヨーロッパ文明」を開催

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聖学院大学人文学部欧米文化学科では昨年に引き続き、1月11日(水)に特別講演会を開催する。今年度はヨーロッパ文明の形成期(中世)における「夢の持つ力」に注目。早稲田大学文学学術院教授・甚野尚志氏を招き、「夢とヨーロッパ文明」と題した講演を行う。入場無料、事前申し込み不要。

 聖学院大学人文学部欧米文化学科は、世界の多様な文化圏との人々と自由にコミュニケーションを取る能力の育成に力を注いでいる。2009年度には「生きるための人文学へ向けた学びの基礎力」が文部科学省「大学教育・学生支援推進事業」大学教育推進プログラム【テーマA】(通称GP)に採択されたほか、同大独自の「英語強化プログラム」などにも力を入れている。

 こうした中、同学科では昨年に引き続き、1月11日(水)に特別講演会を開催。2011年度はヨーロッパ文明の形成期(中世)における「夢の持つ力」に注目し、早稲田大学文学学術院教授・甚野尚志氏による講演「夢とヨーロッパ文明」を実施する。詳細は以下の通り。

◆2011年度特別講演会「夢とヨーロッパ文明」
【講演会概要】
 「夢」という言葉は、いつもわたしたちの心を魅了します。
 夜見る「夢」もあれば、未来への「夢」もありますが、それらは私たちの目をひと時現実から解き放ち、別の世界をかいま見せてくれるものです。しかし、夢は、ただはかなく現実を忘れさせるだけの存在でしょうか。「幻(夢)のない民は滅びる」と聖書にもありますが、そこに、現実をつくり替え、新しい文明を生み出し、人間の歴史を前進させていく力はないのでしょうか。
 ヨーロッパ文明の形成期(中世)においては、未来への「夢」はもとより、夜の「夢」や日中の「幻」もまた、あらたな文化や政治への影響力を持っていた、と今日の研究者たちは考えています。欧米文化学科では今回、夢のそのような力に注目しました。この講演は、ヨーロッパという世界を、また新たな視点から見直すひとつの機会になるかもしれません。

【開催日時】
 2012年1月11日(水)11:00~12:30
【開催場所】
 聖学院大学チャペル(埼玉県上尾市戸崎1番1号)
 ※外部にも公開。入場無料、事前申し込み不要
【講演者プロフィール】
 甚野尚志(じんの・たかし)
 早稲田大学文学学術院教授、文学博士。
 専門:ヨーロッパ中世史
 主著:『十二世紀ルネサンスの精神―ソールズベリのジョンの思想構造』(知泉書館、2009年)、『中世ヨーロッパの社会観』(講談社学術文庫、2007年)、『中世の異端者たち』(山川出版社、1996年) 

参考:過去に開催した講演会
 2007年度講師 ゴスペルシンガー ラニー・ラッカー、アン・サリー、飯田玄彦
 2008年度講師 ピーター・バラカン
 2009年度講師 音楽死生学士 キャロル・サック
 2010年度講師 東京大学教授 西村幸夫

●欧米文化学科HP
 PC: http://www.seigakuin.jp/contents/faclty/oubei/
 モバイル: http://seig-obei.seesaa.net/

■聖学院大学(学長:阿久戸光晴 住所:埼玉県上尾市戸崎1番1号)
 1988年設立。大学は3学部7学科(政治経済/コミュニティ政策/欧米文化/日本文化/児童/こども心理<2012年度開設>/人間福祉)のほか、大学院、総合研究所を有する。

▼本件に関する問い合わせ先
 聖学院大学企画総務課
 TEL: 048-781-0925

▼本件の取材に関する問い合わせ先
 聖学院大学広報課
 TEL: 048-780-1707