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日本工業大学が太陽光発電設備を増設――総発電能力が523kWとなり、大学関連では日本最大級

大学ニュース  /  施設設備

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日本工業大学は、キャンパス内の付属施設である工業技術博物館の屋根に新たに太陽光電池を設置し、3月1日に稼動を開始した。同大では、平成12年度から太陽光発電設備(313kW)の設置を開始。21年度には150kWを増設し、今回、文科省「H23年度エコキャンパス推進事業」の助成金により新たに60kWを加え、総発電能力は523kWとなった。この規模は大学関連において日本最大級を誇る。

 今回導入したシステムの特徴は、円形屋根の工業技術博物館(11号館)に設置可能な屋根材一体のアモルファス型太陽光電池(従来は結晶型)を採用していることである。結晶型の出力は夏季に約2割低下するのに対し、アモルファス型は温度上昇による出力低下が小さく、むしろ高温時での出力が増加するため、夏の長い日照時間を有効に利用でき、電力のピーク需要に適している。

 東日本大震災以降、原発停止による電力不足の影響で再生可能エネルギーの導入が社会現象化する中、同大も継続的に太陽光発電・高効率機器の導入を行い、更なるエコキャンパス化の推進を図っていく。

▼本件に関する問い合わせ先
 日本工業大学 環境推進事務局
 TEL: 0480-33-7486
 FAX: 0480-34-2941
 E-mail: iso14001@nit.ac.jp

3001 (参考)工業技術博物館外観

3000 今回設置した屋根材一体のアモルファス型太陽光電池