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明治大学中央図書館ギャラリー企画展示「城市郎文庫展―出版検閲と発禁本」を開催 ~奇書「煩悶記」や「蟹工船」「平民主義」など発禁本の実物を展示~

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戦前期の出版法、新聞紙法に基づく検閲によって発禁・押収等の処分を受けた書物の企画展示「城市郎文庫展―出版検閲と発禁本」を、6月5日から明治大学中央図書館で開催する。入場無料、事前申し込み不要。

 明治大学は昨年、発禁本蒐集家として知られる城市郎氏から約7000点の貴重な蔵書を寄贈いただいた。今回、その一部を本学として初めて公開。藤村操を詐称した偽書で現在数点の所在しか確認されていない奇書「煩悶記」のほか、江戸川乱歩の「蜘蛛男」、小林多喜二の「蟹工船」、幸徳秋水の「平民主義」など、時流に抗い、発売頒布禁止の処分を受けた受難の書籍の実物をご覧いただくことができる。

 会場では戦前期の出版法規と検閲の概略や、大逆事件と言論弾圧についての解説などもパネル展示し、日本の出版検閲の歴史を振り返ると共に、私たちを取り巻く現代メディアについて考える資料を紹介する。


■会期: 6月5日(火)~7月22日(日)
     ※6月29日(金)は休館日
詳細は明治大学図書館HP( http://www.lib.meiji.ac.jp/ )をご確認ください。

■開催場所: 明治大学中央図書館1Fギャラリー
 明治大学駿河台キャンパス(千代田区神田駿河台1-1)内
 リバティタワー1階

■開館時間:
 平日 8:30~22:00
 土曜 8:30~19:00
 日曜 10:00~17:00

▼本件に関するお問い合わせ先
 担当: 明治大学 経営企画部広報課 花城
 電話: 03-3296-4088

3203 幸徳秋水 「平民主義」

3204 江戸川乱歩「蜘蛛男」